お知らせ
2015年8月10日更新

●夏をのりきる健康管理 ②栄養バランスの良い食事

 気温が高い日が続いていますが、食欲の無さや調理時の熱さのために、そうめんやコンビニのおにぎりなど単品で簡単に食事を済ませていませんか?

 麺類やご飯類だけだと、栄養が炭水化物に偏ってしまい、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足気味になります。これらが不足すると夏バテしやすくなってしまいます。

 この夏を元気にのりきるためにも、バランスの良い食事を意識してみましょう。

「栄養バランスのとれた食事」って、何を食べたらいいの?

 厚生労働省・農林水産省が策定した「食事バランスガイド」では、1日に「何を」「どれくらい」食べたらいいかの目安を、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つに分類しています。
 ポイントは「主食」「副菜」「主菜」の3つを揃えること。イラストでわかりやすいので、くわしくは下記ホームページをご覧ください。

野菜を食べて食物繊維とカリウムを摂ろう!

 5年ごとに見直される厚生労働省の報告書「日本人の食事摂取基準」の中で、この春、深刻な摂取不足とわかったのが食物繊維カリウムです。
 食物繊維とカリウムは、不足すると高血圧、肥満症、糖尿病、心筋梗塞などの病気を招く原因となります。

 多く含まれる食べ物としては

です。現代の日本人は野菜の摂取量が不足しているため、食物繊維もカリウムも足りていないと考えられます。
 また、カリウムは水に溶けだしやすいため、野菜なら生で食べるか、スープにして栄養素も一緒に飲むと良いでしょう。
 食物繊維とカリウムは冷凍しても電子レンジにかけても量や質が変わりません。多めに調理して冷凍保存しておけば、手軽に野菜を摂取できます。

 なお、カリウムについては腎臓病がある人は摂取を制限する必要があるので、主治医に相談をしてください。

 栄養素はたがいに作用して体に働きかけているのでバランスが大事です。特定の食品や献立を食べ続けるのではなく、いろいろな食品を組み合わせて楽しむことが健康のための最高の食事だといえます。

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