2015年8月11日更新
●適量を守って上手にお酒と付き合おう
いよいよ夏本番、ビールがおいしい季節がやってきました。夏はお祭りやバーベキュー、ビアガーデンなどお酒を飲む機会も増えると思います。
お酒にはストレス緩和、食欲増進、コミュニケーションツールになるなどの効果もありますが、これらは節度のある飲み方をしてこそです。飲みすぎて体調を崩したり、二日酔いになったりしないよう、気をつけたいものです。
適量を守り、健康的にお酒を楽しめるように心がけましょう。
適量とはどのくらい?
厚生労働省では「節度ある適度な飲酒」の量を、純アルコールに換算して1日平均約20gとしています。これは、健康な成人男性なら3時間程度あれば肝臓でアルコールの分解を終えられる量です。
ただし、この適量はあくまでも目安の数字です。体質やその日の体調などによっては、この量でも飲みすぎの場合があります。脱水や低血糖などがあるとお酒に弱くなりますし、年齢が上がると代謝できるお酒の量は少なくなります。一般的に男性より女性のほうが弱く、体重が軽い人の方が酔いやすいといわれています。
二日酔いにならないためには?
●お酒を飲む間に水分もとりましょう
アルコールと一緒にお茶や水を頼んで交互に飲んだり、先に水を飲んだりしておくと、脱水症状の予防になります。
●アルコール度の高いお酒は薄めて!
●深酒・寝酒はNG
寝る3時間前までにはお酒を飲み終えるのが理想です。また、眠れないからといって寝酒をするのはかえって質の悪い睡眠になり、寝不足に繋がります。
●お酒に良い食事=健康に良い食事
アルコールと一緒に食事をとることで、消化液と食べ物の層ができて、アルコールの吸収を遅らせることができます。
何よりも大事なのはバランスの良い食事をすることです。お酒に良い食事というのは、健康に良い食事と同じです。枝豆や豆腐、鶏肉など高たんぱくなものや野菜をしっかりとり、炭水化物は抜かないこと。アルコールはブドウ糖をつくる働きを抑えるため、炭水化物(糖分)をとらないと、低血糖をおこしやすくします。
飲んだ後は、アルコールの分解を助ける効果がある果物や果汁100%ジュースなどをとりましょう。
それでも、二日酔いになってしまったら…
水分をしっかりとり、安静にしましょう。水分補給には体内への吸収が早いスポーツドリンクがおすすめです。また、 ビタミンCを含む果物もアルコールの分解に役立ちます。