2015年8月13日更新
●カラダの冷やし過ぎに注意!不調を招く冷房病対策
外は蒸し暑い日が続いています。冷房が効いた室内は設定温度を低くしすぎていませんか?外気との温度差は5度以内が理想といわれています。
実は夏は一年の中で最も体が冷えやすい環境にあります。冷房で体の表面を冷やすだけでなく、冷たいものを多く飲食するため、無意識に胃腸などの内臓も冷やしているのです。
冷えは、さまざまな体の不調を引き起こします。夏の冷えから体を守る対策を考えてみましょう。
●「冷房病」とは?
冷房が強くきいた部屋に長時間いたり、冷房のきいた室内と暑い室外を行き来したりすることで、自律神経のバランスが崩れて血液の流れやホルモンバランスに異常が起きる病気です。症状としては、足腰の冷え、手足のしびれ、頭痛、肩こり、神経痛、食欲不振、生理不順などがあります。
特に女性は、男性に比べて筋肉が少なく熱を作り出す量が少ないため、冷房病になりやすいといわれています。
※自律神経=からだの内臓の働きや、皮膚の汗腺の働きをコントロールしている神経
日常生活の中でできる「冷え」対策
◆冷房の風が直接肌に当たらないようにしよう
・脱ぎ着しやすいカーディガンやスカーフ、ひざ掛けなどで調節しましょう。
・二の腕や太ももをできるだけ出さないようにしましょう。
◆軽く汗をかく程度の運動をして、体温調節機能を高めよう
・階段を上る、電車で立つ、つま先立ちで炊事する、など日常生活をちょっときつくするだけでも十分です。
・ストレッチやウォーキングをして、自律神経のはたらきを良くしましょう。
・朝のラジオ体操も有効。日中の暑い時間を避けて運動しましょう。
◆湯船にゆっくりつかろう
・夏はシャワーで済ませることが多くなりがちですが、冷えを改善するにはお湯につかりましょう。自律神経のバランスを整えるとともに、疲労回復にも有効です。
・38~40℃のお湯に10分程度つかるのが目安です。
◆食事は3食よく噛んで食べよう
・食事が熱のもとになるので、3食きちんと食べましょう。
・よく噛んで食べましょう。内臓脂肪が消費され、体温が上昇します。
・食後に温かい飲み物を飲むことで、内臓が冷えるのを防げます。