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2015年8月28日更新

●夏をのりきる健康管理 ⑤十分な睡眠で夏バテ予防を

 暑い日がまだ続いていますが、寝つきが悪かったり、寝苦しさから夜中に起きてしまい、睡眠不足になっていたりしませんか?

 イベントが多い夏は、自分でも気づかないうちに疲れが溜まっていることがあります。しっかり寝て疲れをとり、スッキリ目覚めたいものです。

 疲労回復がうまくできないと、夏バテ熱中症を引き起こしてしまうので、予防のためにも「快適な睡眠」ができているか見直してみましょう。

気持ちよく眠るための3要素

●体のリズムを整えよう

 私たちの体内時計は、朝目覚め、昼活動し、夜眠るというサイクルで動いています。夜ぐっすり眠るためには、このリズムを規則正しく整えることが大切です。朝起きたらしっかりと光を浴びることによって体が朝を認識し、体内時計をリセットしてくれます。
 昼間、適度に体を動かしておくことも安眠のためには必要です。デスクワークが多い方などは、お風呂上りに簡単なストレッチなどで体を動かしてみましょう。

●心も「眠りモード」に

 交感神経が高ぶった状態、例えば日中の仕事モードのままで眠ろうとしても、良い眠りは得られません。眠る前にリラックスして心を落ち着ける時間をつくり、心も「眠りモード」に切り替えましょう。
  • 温かい飲み物や入浴で体を温める
  • 読みなれた小説や写真集、詩集などを眺める
  • 波の音、雨の音、虫の声など自然の音に耳を傾ける
  • 眠たくなってから寝室へ移動する、パジャマに着替えるなど、「眠る」ことに心が切り替わるきっかけを意識してつくる
●寝室の環境を整える

 部屋の広さや温度、湿度、光、音、寝具の状態などの環境も、良い眠りを得るためには重要なことです。
  • 温度…夏は25~28℃、冬は15℃
  • 湿度…夏・冬ともに50%前後
  • 光…好みもありますが、30ルクス以下(ほの暗く、物の気配がうっすら見える程度)。間接照明などもうまく利用して。
  • カーテンを二重にする、雨戸を利用するなどで、外の騒音を防ぎ、静かな環境をつくりましょう。
  • 寝具…ふとんの中の温度の理想は33℃前後、湿度は50±5%が理想だといわれています。

  ●夏場も掛けふとんをかけて寝よう

 掛けふとんをかけずに寝てしまうと、就寝中にかいた汗がからだの表面に残ったまま冷やされて寝冷えの原因になります。肌掛けふとんは汗を吸って外に放出する重要な役割を果たしてくれます。麻やガーゼ素材など、肌触りがさらっとしたものを選べば、心地よく眠れるでしょう。


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