お知らせ
2015年9月11日更新

●インフルエンザ、今シーズンの傾向と対策

 冬のインフルエンザの流行対策として、当組合では10月からインフルエンザ予防接種補助が始まります。
 インフルエンザの予防法のひとつとして「ワクチン接種」を受けることがあります。もしも感染しても、症状を軽くし、重症化を防ぐ効果が期待できます。接種後、効果が現れるのは約2週間後からとなりますので、早めに接種をすませ、流行に備えましょう。
 昨シーズンは、前年より3週早く流行が始まりました。今シーズンも流行が早まらないとは限りません。ワクチン接種はなるべく早めにすませておくのが安心です。

今シーズンは予防できるウイルスの種類が広がります

 インフルエンザワクチンは、毎年の流行予測に応じて含まれるウイルスの種類が変わります。これまでのワクチンはA型2種類、B型1種類でしたが、近年の流行状況や世界の動向などを踏まえ、今シーズンはB型が2種類に増え、予防できるウイルスの種類が広がります。

流行前に予防接種を受けましょう

 インフルエンザは、例年12月~3月に流行のピークを迎えます。インフルエンザワクチンは、接種後約2週間後から効果が現れ、その後5ヵ月間ほど効果が続くとされています。特に2回接種が必要な13歳未満のお子さんなどは、12月の流行に備えて計画的に摂取しておくとよいでしょう。

 ※13歳未満のお子さんは2回のワクチン接種が必要です。1~4週間の間隔を空けて2回受けることになりますが、免疫効果を上げるためには4週間空けるのが望ましいとされています。

特に接種がすすめられるのはどんな人?

 免疫力が低下している(もともと低い)と考えられる人は、重症化する恐れがあるので、特にワクチン接種がすすめられます。
 例えば、高齢者、乳幼児(生後6ヵ月以降)、妊婦、持病のある人などです。そのほか、受験生など流行時期に重要な予定を控えている人やその家族、高齢者施設など感染が広がりやすい施設で過ごす人なども、接種がすすめられます。

予防接種も大切だけど何よりも基本が大切

 ウイルスに感染しないためには、まずは免疫力を高めておくことが大切です。栄養のあるバランスがとれた食事、適度な運動、そしてしっかりとした休養(睡眠)に加え、「手洗い」「うがい」に「マスクの着用」などを徹底し、インフルエンザの流行に備えましょう。

★ 歯磨きでインフルエンザも予防! ★

 近年「歯磨き・口腔ケア」がインフルエンザの予防に有効であることがわかってきています。
 インフルエンザはウイルスが粘膜に侵入することで発症しますが、歯垢や舌の汚れなどの細菌はインフルエンザウイルスが粘膜へ侵入しやすくする酵素を出すため、口腔内が不潔な状態だと、インフルエンザに感染しやすくなると考えられています。
 特に高齢者は口腔内の雑菌が増殖しやすい傾向にあるので、正しい口腔ケアを心がけてインフルエンザ予防に役立てましょう。

インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。


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