2015年9月29日更新
●季節の変わり目の体調管理にご注意ください
~「ジェネリック医薬品」で医療費節約を~
季節の変わり目で風邪を引くなど体調を崩しやすい時期です。帰宅後の手洗い・うがいなど予防に努めましょう。
もし体調を崩してしまって病院にかかるときは、「ジェネリック医薬品」にすると、薬代を安くできます。特に、病気が長引く場合は節約できる金額も大きくなりますので、是非活用しましょう。
ジェネリック医薬品はどうして安いの?
新薬の開発には長い歳月と、莫大な費用がかかります。そのため、製薬会社はこれらの開発コストを含めて新薬の価格を設定し、販売します。
それに対して、ジェネリック医薬品は、新薬の特許期間が過ぎた後に、同じ有効成分を使って開発されます。そのため、新薬に比べて開発にかかる期間や費用を大幅に抑えられるので、新薬よりも2~8割程度価格を安く抑えることができます。
新薬と比べて効果や品質は大丈夫?
ジェネリック医薬品も、新薬と同様に、厚生労働省による厳しい品質検査をクリアしたものだけが販売を認められます。そのため、ジェネリック医薬品の効果・効能、安全性は新薬と同等です。
さらに、大きさや味、においなどを飲みやすく改善したり、新薬の発売当時にはなかった製剤技術を使うことなどによって、新薬よりも改良されているものもあります。
どうすればジェネリック医薬品に替えられるの?
まずは診察時、医師に相談し、「ジェネリック希望」の旨を伝えましょう。また、医師からもらった処方せんの「変更不可」欄にチェックが入っていなければ、診察後でも薬局でジェネリック医薬品に変更することもできます。
保険証に「ジェネリック希望シール」が貼ってある方は、受付で提示するだけでジェネリック希望の意思表示ができます。また、診察券・保険証と一緒に提示できる「ジェネリック医薬品お願いカード」もございますので、お手元にない場合や、ご家族で活用されるため複数枚必要な場合などは、当組合(業務課 TEL 052-211-2439)までご連絡ください。
※医薬品の種類によっては、ジェネリック医薬品が発売されていない場合、医療機関や薬局が取り扱っていない場合、在庫がなく取り寄せになる場合もあります。また、医師の治療方針によって変更できない場合もあります。
不安な方は、まずは「お試し調剤」で
ジェネリック医薬品を利用したことがなく、今までと違う薬を使うのはなんとなく不安に感じる方もいらっしゃると思います。そんな方は、「お試し調剤(分割調剤)」という制度をご利用ください。
この制度を使えば、1枚の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができます。たとえば1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみて、もし合わなければ、元の医薬品に戻すことができます。処方せんを持参のうえ、薬局で薬剤師に相談してください。
新薬とジェネリック医薬品の差額がわかります!
「かんたん差額計算」サイトで、現在処方されている薬の製品名を入力すると、ジェネリック医薬品に切り替えた場合にどれくらい薬代を安くできるか調べることができます。