お知らせ
2015年10月2日更新

●始めよう健康習慣 ①家族ぐるみで食習慣を改善

 生活習慣病は今や大人だけの病気ではなく、子どもにも広がっています。利便性、効率化を追求した大人社会の影響を受け、子どもを取り巻く生活環境に乱れが生じているのです。

 朝食を食べない子が増え、インスタント食品、ジャンクフードなど、甘い物や味の濃い食べ物ばかりを好む子が増えています。

 食習慣は子どもの頃の環境で決まります。子どもの健康は親がつくるもの。家族ぐるみで食習慣を見直し、改善していきましょう。


10月は「健康強調月間」…“みんな”ではじめる すこやか健康習慣

 毎年10月は健保連と健保組合が推進する健康強調月間です。この取り組みは東京オリンピックを契機にその翌々年(1966年)からスタートして今年で50回目を迎えます。
 この機会に健康に対する意識を高め、ご家族で健康習慣づくりに取り組みましょう。

1日3食、朝食もきちんと食べよう

 1日3食、規則正しく食べることで、摂取栄養バランスをとり、1日の生活リズムもつくることができます。

◆朝食抜きは太りやすくなるもと

 朝食を食べずに1日2食ですませると、空腹時間が長くなり、からだがエネルギーをムダにしないように脂肪合成能力を高めるため、太りやすくなります。また、強い空腹感のために昼食をついつい食べ過ぎることにもなります。

◆朝食メニューのコツ 時短たんぱく質食材を使う

 たんぱく質は朝食からしっかりとりたい栄養素。朝食には調理に手間のかかる肉・魚より、卵や大豆加工食品(納豆・豆乳)などの手軽に使えるたんぱく質食材がおすすめです。

毎日の食事で心がけたいこと

◆お昼にサラダを食べよう

 厚生労働省の食生活改善普及運動のなかで、今年度は「毎日プラス1皿の野菜」が目標とされています。いつもの食事にプラス70~80gの野菜を加えることで、成人1日あたり350gの野菜を摂取するという目標に近づきます。

◆よく噛んで食べ、満腹中枢を刺激

  「噛む」ことを「咀嚼(そしゃく)」といいますが、咀嚼は満腹中枢を刺激し、少な目の食事で満足できます。また、早食い、大食いは肥満のもとです。ゆっくりよく噛んで食べることで満足感がわき、からだにとって必要な量だけで満腹が得られます。

◆塩分をとりすぎない

 塩分のとりすぎが血圧を上げることは良く知られていますが、高血圧になってから気をつけるのでは遅い場合も・・・。子どもの頃から薄味・減塩の習慣をつけられるよう家庭での味付けに気をつけましょう。
 味付けは食べる直前にする、塩の代わりにレモンをしぼる、だしをよくとる、そばやラーメンのつけ汁は残す、などで減塩対策を。

夕食が遅くなるときは「ミニ」夕食を

 夕食が遅くなると、その分昼食との時間が空いて体が次に入ってくるエネルギーを蓄えやすくなってしまいます。
 遅い時間の「ドカ食い」予防に、夕食が午後9時以降になるときには、夕方6時ごろに200kcal程度の「ミニ」夕食を食べ、午後9時以降に食べる夕食を軽くするのがおすすめです。

ミニ夕食おすすめメニュー

★朝食をしっかり食べて、健康寿命をのばしましょう★

「Smart Life Project」では、「健康寿命をのばしましょう」をスローガンに、
「適切な食生活」 について、具体的なアクションの呼びかけを行っています。

▼くわしくは、こちらをご覧ください。

Smart Life Project 事務局(厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課)運営


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。


関連項目はこちら