お知らせ
2015年10月9日更新

●10月10日は目の愛護デー 目をいたわっていますか?

 「1010」を横に倒すと、人の眉と目の形に見えることから、10月10日は「目の愛護デー」とされています。
 今年のキャッチフレーズは「年に一度は目の健診を!症状が出にくい病気をチェックしてもらおう!~目の健診はお近くの眼科専門医で~」です。
 目の病気には初期には自覚症状がないものも多くあります。からだの健康診断、歯科健診と併せて眼科健診も定期的に受けるようにしましょう。

「見え方の異常」は片目ずつチェックしましょう

 手に右きき、左ききがあるように、目にも「きき目」があります。きき目ではないほうの目に異常が起こった場合は、見え方の変化に気づきにくいことがあります。
 また、きき目に異常が起こっても、もう片方の目で見えづらさを補っているため、両目で見たとき異常に気づかないことも。
 そのため、自分で見え方の異常がないかチェックするときには、左右交互に片目を手で軽くふさいで、見え方に差異がないかどうかを確認するようにしましょう。

日々のセルフケアで目に疲れをためない

目の体操をする

ぎゅっと閉じてぱっと開いたり、上下左右に動かしたりする動作を繰り返します。まばたきによって目の乾燥を防ぎ、視線を動かすことで目の筋肉をほぐします。

ホットタオルを当てる

温かいタオルをまぶたの上に乗せると、血液の流れが良くなり、目の周りの筋肉がほぐれます。
ただし、充血がひどいときや炎症を起こしているときはやめましょう。時間が経つとタオルが冷えて逆効果になるので注意しましょう。

食事はバランスよく、睡眠はしっかり

からだの疲れと同じように、最低でも6~7時間の睡眠をとりしっかり目を休めましょう。栄養バランスのとれた食事や適度な運動、ストレス解消などふだんの生活習慣にも気を配りましょう。

紫外線対策にサングラスを

紫外線の影響も考えられるので、紫外線の強い季節や場所では、サングラスを使用しましょう。

中高年に多い目の病気

白内障

 目のレンズの役割を果たしている水晶体が、加齢などによって白く濁ってきます。このためものがかすんで見えたり、まぶしくて見えにくくなったりするのが白内障です。
 白内障の治療法は薬物療法と手術ですので、目がかすむ、まぶしく感じる、二重三重に見える、薄暗い場所で細かい文字が見えにくいなどの症状が現れたら眼科を受診しましょう。

緑内障

 緑内障は眼圧(眼球の内側から外側にかかる圧力)の影響によって視野が欠けていく病気です。
 気づいたときにはかなり進行していることが多い病気で、早期発見のためには定期的な検査が重要です。
 進行すると、読書がしにくい、文字が書きづらい、自動車の運転がしにくいといった症状が現れますが、この段階ではかなり進行していることが多いため、もっと早い段階でみつけることが大切です。

加齢黄斑変性

 加齢黄斑(おうはん)変性とは、加齢とともに網膜のほぼ中心にある黄斑が障害されて、物がゆがんで見えたり、中心部が暗く見えたりする病気で、放置すると失明につながる恐れもあります。
 加齢黄斑変性の治療法は進歩していますが、現状では視力をもとどおりに回復させることは困難なため、定期的に検査を受け、早期発見を目指すのが最善の策です。

●目の健康を保つためにも「禁煙」を●

 タバコの煙にはさまざまな有害物質が含まれ、目の病気を発症する危険因子になることが数多くの調査で報告されています。喫煙者本人だけでなく、タバコの煙を吸う周囲の人にも悪影響が及ぶため、禁煙が重要です。
 また、目の病気の発症には、動脈硬化を招くような食生活も関係しています。高脂肪・高塩分の食事を控えるように心がけましょう。

インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。


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