2015年10月22日更新
●始めよう健康習慣 ③眠りの質を高めよう
秋の夜長、過ごしやすい季節になりましたが、読書や映画鑑賞など充実した時間を過ごしていますか。夢中になりすぎてついつい夜更かし…という方もいるのでは。
慢性的な睡眠不足は、さまざまな悪影響が起こります。命にかかわる深刻な病気を誘発することもあり、睡眠のトラブルは万病のもとなのです。
時間の使い方を再検討し、良い睡眠習慣を身に付けていきましょう。
10月は「健康強調月間」…“みんな”ではじめる すこやか健康習慣
この機会に健康に対する意識を高め、ご家族で健康習慣づくりに取り組みましょう。
あなたの睡眠をチェック!
◆以下の質問でいくつ○が付きますか?
・遅くまでテレビを見たり、ネットゲーム、メールをすることがある
・寝る前のアルコールは欠かせない
・休日は“寝だめ”をしている
・寝室の照明はつけたままで眠る
・朝スッキリ目覚めることがほとんどない
・夜中に目覚めるとそのまま眠れないことが多い
・イビキがひどいとよくいわれる
◆○が多い方は要注意!
寝つきが悪いからと寝る前にお酒を飲む…これ、実は逆効果です。眠りが浅くなり夜中に何度も目を覚ます原因になります。
また、平日の睡眠不足を休日に長めに眠ることで補うことはできますが、前もって“寝だめ”をする、ということはできません。平日も休日も起床時間は同じぐらいの方が体内リズムが整うので、休日に多めに眠ることで平日の睡眠不足を補おうというのは適切ではありません。
○が多く付いた方は、睡眠習慣を見直してみましょう。
日常生活を見直してみましょう
◆「快眠」のポイント
・食事は睡眠の2時間ほど前に済ませ、腹八分目で
・寝る前は照明を暗くし、リラックス効果を高めよう
・寝る時間を一定にして生活リズムを安定させよう
・コーヒーを控えよう
・寝酒は逆効果。夜12時以降は飲まない
・入浴は就寝1時間半前に。38~40℃のぬるめのお湯に
15~20分つかるのがベスト
◆携帯電話の過度な利用にご注意を
一日中手元に置いておくという方も多い携帯電話ですが、携帯電話の利用頻度が多い人は、少ない人に比べて落ち着きと注意力が低下しているという研究結果が出ています。また、眠りにつくのが難しく、睡眠も途切れがちになり、ストレスや疲労感を感じやすくなることも。
過度な携帯電話の利用は、睡眠と覚醒のパターンに悪影響をおよぼします。眠る前には携帯電話の光を見すぎないようにしましょう。
「Smart Life Project」では、「健康寿命をのばしましょう」をスローガンに、
「適度な運動」「適切な食事」「禁煙」 について、
具体的なアクションの呼びかけを行っています。
▼くわしくは、こちらをご覧ください。
Smart Life Project 事務局(厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課)運営
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。