2015年10月29日更新
●冬場の乾燥に注意!こまめなハンドケアを心がけよう
空気が乾燥するこれからの季節は、肌にトラブルが起きる人も多くなります。
台所などで水仕事が多い女性だけでなく、男性も年齢とともに皮膚がかさつき、手荒れを実感する機会が増えるのではないでしょうか。名刺交換の際など意外と手元は見られているので、油断は禁物です。
冬場は皮脂の分泌が少なく肌のバリア機能が再生するまでに時間がかかります。乾燥や肌荒れに気付いたら、放置しないで早めにケアをしましょう。
冬の肌トラブルを招く原因
冬の肌トラブルを起こしやすい生活習慣や体質をあげました。当てはまる項目はありませんか?
- ①手を洗う時にお湯を使う
- ②長時間シャワーを浴びる、熱い湯船につかるのが好き
- ③食器を洗う時は洗剤の原液を使う
- ④足が冷えやすい、冷え症がある
- ⑤睡眠不足など生活習慣が乱れがち
上記が肌のトラブルを招くわけは…
- ①②熱いお湯は皮膚の表面にある皮脂を奪い、乾燥しやすくする
- ③洗剤には油落ちを良くする成分が入っているため、皮脂も一緒に洗い流される
- ④手足が冷えやすい方は、血行が良くないため皮膚に栄養などが十分に届かず肌トラブルになりやすい
- ⑤睡眠不足は免疫低下を招いたり、皮膚の回復力を低下させたりと肌の状態を悪化させる原因に
● こまめにケアをして乾燥から肌を守りましょう ●
1.手洗いのあとはしっかりハンドケアを
冬場はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症対策で、念入りに手を洗うことが推奨されます。 手荒れをしないよう、手を洗ったらそのたびにハンドクリームなどでケアすることも忘れずに。携帯用のハンドクリームを鞄に入れておきましょう。
2.水仕事は綿の手袋+ゴム手袋着用で
台所用洗剤は原液のまま使用するのではなく、原液の10倍程度の水で薄めて使うのがおススメ。手荒れの症状がある時やお湯で洗う時は、綿の手袋にゴム手袋を重ねて使用すると手荒れを防げます。
3.お風呂はぬるめのお湯にゆっくり入る
熱いお湯ほど肌の保湿成分を奪ってしまうため、入浴や洗顔も人肌程度の温度がおススメです。 顔や体をゴシゴシとこするように洗うと、肌の油分を必要以上に落としてしまい、乾燥させる原因となります。泡で優しく洗いましょう。
4.暖房器具のつけっぱなしに注意
ホットカーペットやこたつ、電気毛布などをつけっぱなしにしていると、肌は非常に乾燥してかゆみの原因になります。空気が暖まったら弱めに切り替え、電気毛布は先に暖めておいて、床に入ったら電気を切るのがポイントです。
5.掃除のあともハンドケアを
雑誌や衣服の片付けなど、紙や布に触れる機会が多いと手が乾いて荒れやすくなります。これから大掃除の季節になります。十分なハンドケアを心がけてください。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。