お知らせ
2015年11月10日更新

●寒い冬を迎えたときに ②冷えから体を守ろう

 冷えが気になる季節になりました。冷え性は特に女性に多く、7割の女性は冷え性に悩んでいるといわれています。
 冷えは『万病のもと』。体が冷えているとつらいだけでなく、血行の悪化や内臓の機能低下を招きます。その結果、むくみや肌荒れ、肩こりや腰痛といった美容や健康面にさまざまな悪影響を及ぼします。

 健康に冬を乗り切るために、冷えから体を守る対策を考えてみましょう。

●なぜ冷え性は女性に多い?

 冷え性が女性に多い理由として、
 ①男性に比べて筋肉が少なく熱を作り出す量が少ないため
 ②スカートなど体を冷やしやすい服装
 ③無理なダイエットで朝食を抜く、肉類を食べないなどの食事制限で栄養が不足
 ④皮下脂肪が多く、いったん冷えると温まりにくい体質
 などがあげられます。

からだの中から冷え性対策をしよう

◆3食バランスよく食べよう

・朝食は必ずとりましょう。朝食には自律神経を整える役割もあります。温かいスープやおかゆなどをとるのが理想です。

・筋肉をつくるために必要なたんぱく質を多く含む、肉類、卵、大豆(納豆や豆腐)をバランスよくとりましょう。

・食後に温かい飲み物を飲むことで、内臓が冷えるのを防げます。コーヒーや緑茶は体を冷やす作用があるので、紅茶やほうじ茶がおススメです。

◆お風呂にゆっくりつかろう

・冷えを改善するには毎日湯船につかりましょう。自律神経のバランスを整えるとともに、疲労回復にも有効です。

・体を芯から温めるには38~40℃のお湯に20分程度つかるのが目安です。



◆運動をして筋肉量を増やそう

・筋肉は体の熱をつくり出すところです。筋肉は基礎代謝として常に熱を生産しています。筋肉が増えれば、冷えにくい体になります。

・運動は、階段を上る、電車で立つ、つま先立ちで炊事する、など日常生活をちょっときつくする程度でも効果があります。

・運動する余裕がある方は、ストレッチやウォーキングをして、自律神経のはたらきを良くしましょう。

◆防寒・服装で冷えから守ろう

・冷えに弱いのは首の後ろとお腹周り。ストール、ひざ掛けや腹巻などで保温を心がけましょう。

・厚着をすると汗をかいたときに体が冷えるので、重ね着をしてまめに脱ぎ着し、マフラーや帽子などを上手に使って体温調節をしましょう。

インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。



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