2015年12月15日更新
●危険がいっぱい―やけどは応急処置が肝心
冬はこたつに入って、熱々のおでんや鍋で熱燗をクイっと。おうちでほっこりが一番!なんて方も多いですよね。でも思っている以上に、冬は火や熱を使うものがいっぱい。
誰もが一度は経験するといっても過言でない外傷のひとつ、やけど。やけどの適切な対処法を知っておきましょう。
◇ 調理や飲食によるやけど ◇
アチッ!思わず熱いものに触れて、手が耳たぶに
そんな軽~中症のやけどには…
・ただちに水道水を流しながら、洗面器などにつけて、痛みが治るまで冷やす。
・氷のうや蓄冷剤などを使うときは、清潔なタオルなどに包んで。
・皮膚に衣類がくっついているときは、脱がさずそのまま冷やし、それ以外の部分ははさみで切り取る。
・指輪や腕時計は外し、軟膏や消毒薬など何も塗らない。
・水ぶくれはつぶさない。
・ごく軽症の場合は、痛みや赤みが引いたらそのままでよい。気になる時は絆創膏を。
食事を温め直す時、ラップはふんわりとかけ、
蒸気の逃げ口に少しあけておくのが取り出しやすいコツ。
◇ 重症化しやすい低温やけど ◇
特に小さなお子様がいる家庭では、こたつにカイロ、電気カーペットや毛布など、ストーブ以外の手段で暖をとる方も多いことでしょう。そんな方は低温やけどにご用心。
低温やけどは長時間、温かいと感じる熱を皮膚の深部にまで影響を受けた状態です。流水などで冷却しても効果はありません。すぐに清潔なガーゼなどで覆い、すみやかに医療機関を受診しましょう。
【低温やけどを防ぐには】
・こたつや電気カーペットで眠らない。
(子どもは寝かせない)
・タイマー機能を使って、切り忘れを防止。
・湯たんぽや電気敷布は就寝の1~2時間前に使用し、
就寝時は取り出す。
・使い捨てカイロは長時間同じ場所に貼らない。
・44℃…3~4時間 ・46℃…30分~1時間 ・50℃…2~3分
● 万が一、お子様が病気やケガをした場合は、こちらをご活用ください ●
電話相談 | 小児救急電話相談 #8000 |
全国どこからでも、小児科医や看護師からのアドバイスが受けられます。実施する時間帯は都道府県により異なり、愛知県は19時~23時です。深夜対応しているところもあります。 厚生労働省 ホームページ 小児救急医療電話相談事業(#8000)について |
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ホームページ | こどもの救急 http://kodomo-qq.jp/ |
厚生労働省研究班/社団法人日本小児科学会が監修。 子どもの気になる症状に対し、受診するかどうかの判断の目安や、対処法などの情報を提供しています。 |
●ちょっとの注意でケガ予防!●
日常生活のケガは無理をしない、張り切りすぎないなど、
少し意識するだけで予防できます。
今年も残りわずか!くれぐれも無理をせず、ケガのないよう
イキイキした毎日を過ごしましょう!
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。