2016年1月25日更新
●暖冬の年は特にお早めに!花粉症対策
ヘックション! 目がかゆい! 鼻水に鼻づまり。何とかしてくれ~!! 今年もイヤ~な花粉の季節がやってきました。
スギは開花準備期間の気温が高い暖冬だと、早く開花するといわれています。今年はまさにその暖冬。飛散前からの対策で、花粉症を軽減させましょう!
花粉の飛散が多いのはこんなとき
- ①晴れて気温が高い日
- ②空気が乾燥し、風が強い日
- ③雨上がりの翌日や、気温の高い日が2~3日続いたあと
- ④昼前後:気温が上がり午前中にスギ林から飛び出した花粉が、数時間後に都市部に到達。
- ⑤日没後:上空に上がった花粉が日没後に地上に落下。
このような日や時間帯の外出はなるべく控えるようにしましょう。
花粉を侵入させにくくする対策
帽子・めがね・マスクを着けましょう。衣服は滑りやすいナイロン素材なら、花粉を払い落としやすく、付きにくくします。マスクの着用はインフルエンザ対策と同じです。鼻・口・あごまで完全に覆える、自分に合ったものをチョイスして。
免疫力をアップさせる食材は?
花粉症は免疫反応が過剰になってしまうこと。粘膜を強くし、免疫力を高めましょう。
●ニンジンの選び方
カロテンは体内で粘膜を強くするビタミンAに変えます。ニンジンは色が濃く、太さの割に茎の切り口が細いものの方が、カロテンが多く含まれています。
●花粉症軽減食材レンコン
IgE抗体を抑える働きが断トツ。レンコンに含まれるビタミンCは壊れにくく、粘液を増強させるムチンも活躍。普段は脇役のレンコンをこの時期の食卓に是非とり入れて。
医療機関への受診はお早めに、医師とよく相談を
この時期、眼科や耳鼻科は花粉症の患者さんで混み合います。また、薬には眠くなる成分も含まれています。受験生やドライバー、妊娠中の方や他に投薬治療をしている方は特に医師とよく相談しましょう。
ジェネリック医薬品は花粉症にも
ジェネリック医薬品は、生活習慣病向けの薬だけではありません。内服薬のほかにも、点眼薬や点鼻薬もあります。症状の頻度や強さを伝えて処方してもらいましょう。
トピックス
市販薬の代金だけで税金から控除?! レシートの保存も忘れずに!
花粉症は数か月服用することになり、お薬代もバカになりません。
現在、医療費控除は原則年間10万円以上が対象ですが、厚生労働省と財務省は、年間1万円を超えて市販薬を購入すると、所得税を減らす新しい控除を検討しています。「1万円以上にはならないかも」と思われる方も、家族で合算できる可能性もあります。
医療機関にかからない方も、市販薬のレシートは捨てずに保管しておきましょう。