2016年1月26日更新
●ウインタースポーツはストレッチでパフォーマンスを向上させよう
スキーやスノボ、そして今注目のスケート。今年はどこで滑ろうか、毎年楽しみにされている方も多いことでしょう。
冬は体が硬くなりがち。滑る前に全身をやわらかくしておくと可動域が広がり、ケガのリスク軽減にもつながります。
事前のストレッチでパフォーマンスを向上させて、この時期ならではのウインタースポーツをお楽しみください。
ストレッチの効果
氷や雪の上は気温が低く、体が冷えて縮こまり、普段よりも筋肉が硬くなっています。ストレッチは体のコンディションを整える上で必要不可決です。
- 筋肉の緊張をやわらげます。
- 関節の可動域を大きくします。
- 血液循環を促進させます。
普段柔軟性に不足を感じている部位や、過去にケガをした部位だけでもストレッチをしておくと安心です。
ストレッチを行う上での留意点
- ストレッチの前に軽いウォーミングアップを行い、筋肉の温度を高めておきましょう。
(まずは氷や雪のない屋内で寝転がって行えるものがよいでしょう) - 反動をつけず、軽くゆっくりと徐々に。
- 同じ部位ばかり行わず、他の部位も代わるがわる行う。
- 数十秒間その姿勢を保持する。
全身をやわらかくしよう
ウインタースポーツは、上半身を支える強い脚力が必要です。しかし、体勢を維持するために、腹筋や背筋も筋力を発揮し続けます。また、硬いところで滑ることが多いと、腰にも負担がかかります。腰や背中、全身をストレッチしましょう。
脚
- 伸脚:片脚を曲げ、反対の脚を伸ばす。
- 前後開脚:片脚を前、反対の脚を後ろに引いて体を上下に動かす。
- 屈伸:脚を閉じて手を置き、膝を曲げ伸ばす。浅くしたり深くしたりする。
- 足首回し:つま先を立てて足首を回す。
上体(腰・背中・わき腹・肩・腕・首)
- 腰回し:脚を肩幅に開き、腰に手を当てて、骨盤を回すように動かす。
- 前後屈:上体を前に倒し、起こしたら腰に手を当てて後ろに反らす。
- 回旋:両手を上げて上体を回す。
- わき腹:頭上で手を組み、腕を伸ばしたまま上体を真横に倒す。イラストのように2人1組でもよいでしょう。
- 肩・腕:片腕を地面と水平に伸ばし、反対の腕ではさんで胸に引き寄せる。
- 首:前後左右に倒す、回す。
片部位ずつ行うものや回すストレッチは、もう一方の部位や回し方も行いましょう。
行き帰りの健康にも心配りを
マイカーなどで行かれる方も、だれもが疲れたり寝不足だったりしていることを意識して、普段以上にゆとりを持って行動をしましょう!
・事前にSAやPAをよく確認しておき、休憩を挟みましょう
・他に運転できる方がいれば、交代してもらいましょう
など、ゲレンデに到着するまでの健康管理にも十分気をつけましょう。