2016年2月9日更新
●インフルエンザ・ノロウイルス対策に免疫力アップを
国立感染症研究所は、インフルエンザが全国的流行開始指数を上回り、今年に入ってからは「成人にやや多くみられる」と発表しました。
免疫力が落ちると、インフルエンザやノロウイルスに感染しやすくなります。特に気温の変化が激しい今冬は、免疫力低下防止を含めた感染対策も必要です。
予防接種を受けても過信は禁物
インフルエンザの感染防止に予防接種は有効ですが、「接種さえ受けたら安心」は禁物です。型が変異したウイルスに感染すると、接種だけでは対応できません。
●ワクチンで発症を阻止できるのは、一般的に70~80%
●就学前の小児では、20~30%程度
ともいわれています。
◆免疫力は落ちていませんか?
人混みに出ると体調が悪くなる、便秘・下痢・冷え・むくみがある、疲れやすいなどの症状はありませんか? これらの症状は免疫力が低下していると考えられます。
ウイルス阻止と免疫力アップ法 うがい・手洗いの徹底
シワの中までせっけんが届くような
気持ちでしっかり洗いましょう。
できるだけ喉の奥深いところまで
届くようにうがいをしましょう。
何となく体調がすぐれない、ひどく疲れているというときは、免疫力が低下しています。抵抗力も落ちているので、加熱された消化の良いものを摂るようにしましょう。
◆免疫力を高める食材、スプラウトカイワレやキャベツ、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜、特にブロッコリースプラウトに多く含まれている「スルフォラファン」は、免疫力を上げ、体内の毒素を排出する働きがあるといわれています。意識してとり入れてみましょう。
◆体を温め、ぐっすり眠ろう体を温めて、ぐっすり眠ることで免疫力を高めることができます。 湯たんぽは、太い血管の通っている脇や足のつけ根付近に置くのも効果的です。
◆鼻呼吸で睡眠を深くし、免疫力UP起床時に喉の乾燥や痛みを感じる場合は、口呼吸をしている可能性があります。鼻呼吸は、鼻毛や鼻の粘膜にくっつくため、ウイルスや細菌も侵入しにくくなります。就寝時に皮膚への刺激が少ないテープを口に貼る、マスクをして寝るなどし、質の良い、深い睡眠を工夫してみましょう。