2016年2月22日更新
●平成28年4月から健康保険が変わります
③医療費などの変更について
平成28年4月から医療保険制度の一部改正により、健康保険が変わりますのでお知らせします。皆さま一人ひとりに関わる内容ですので、ぜひご参考になさってください。
今回は、医療費などの変更についてご案内いたします。
①入院時の食事代が段階的に引き上げられます
入院と在宅療養の負担の公平化のため、入院時の食事代に食材費のほかに調理費が加えられ、段階的に引き上げられます。
②紹介状なしの大病院受診に定額負担が義務づけられます
紹介状なしで大病院を受診する場合には、初診料とは別に、一定額を負担することが義務づけられます。身近な診療所では通常の外来受診の治療、特定機能病院など先進医療を行う大病院では高度な医療を必要とする入院患者等の治療に特化するという、医療機関の役割分担をさらに進めるためです。
③「患者申出療養」がスタートします
「国内未承認の医薬品等を保険外併用療養として使用したい」などの患者の思いに応えるため、患者からの申出を起点とする新たな保険外併用療養費のしくみとして「患者申出療養」が創設されます。これにより申出から承認までの期間が現在の6~7ヵ月から6週間(前例がある医療を他の医療機関が実施する場合は2週間)に短縮されます。
④診療報酬改定が行われます
医療機関の診療や薬の価格は実情に応じて2年に1回見直されています。
これにより、医療費や薬の値段が一部変わります。