2016年2月18日更新
●冬ならではの食材で暖かく
スーパーに行けば、季節に関係なくさまざま野菜が手に入る現代。しかし、旬に穫れたものの方が栄養価も高く、食材本来の味をいただくことができます。
毎月19日の食育の日にちなみ、寒い日にも体が温まる、この時期ならではの食材をとりあげます。
体を温める食材は、冬が旬!
寒い地方で収穫されるものや、冬に旬を迎える食材には、体を温めるものが多くあります。反対に、南国原産のものや、夏が旬の野菜や果物には、体を冷やす性質をもっています。「冬に冬野菜、夏に夏野菜」は利にかなった摂取といえるでしょう。
体を温める食材
かぼちゃ、人参、ねぎ、かぶ、大根、 玉ねぎ、ごぼう、山芋、にら、まぐろ、 ぶり、鮭、赤身の肉、黒砂糖、小豆、黒豆、 黒ごま、にんにく、生姜、赤唐辛子、 日本酒、酢など
体を冷やす食材
トマト、きゅうり、なす、レタス、もやし、 とうがん、ほうれん草、オクラ、あさり、うなぎ、みかん、バナナ、メロン、キウイ、パイナップル、すいか、白砂糖、コーヒー、ビールなど
体を冷やす食材でも生食ではなく、加熱したり、生姜やにんにくなどの体を温める食材とあわせて調理したりすることで、冷える作用がやわらぎます。
血行促進効果のある生姜
生姜の辛み成分シンゲロンは、エネルギー代謝を活発にして体脂肪を燃焼させ、体温を上昇! すりおろして食べると効果的なので、八宝菜などのあんかけ料理のアクセントやうどんなどの薬味としてもとり入れてみましょう。
末梢の血管を拡張させるビタミンE
ビタミンEには、赤血球が変形するのを助けて細い血管を通りやすくし、血液の流れをよくする働きがあります。
ビタミンEを多く含む食材
アーモンド、いくら、鮭、かぼちゃ、大根の葉など
野菜をたくさん食べるウラ技!
忙しいし、料理は苦手、面倒くさい…。そんな方にも野菜を多く摂るウラ技がありますよ。
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楽チン! 電子レンジで温野菜サラダ
耐熱容器にブロッコリーや人参、じゃがいもなどを入れて電子レンジでチンするだけ。そのまま温野菜サラダとしてお弁当のおかずにもなります。
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具だくさん野菜スープ
冷蔵庫に余った野菜をコンソメで煮るだけで、具だくさんスープのできあがり。
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カット野菜やコンビニのお惣菜も上手に
鍋料理や野菜炒め用にカットした野菜を真空パックにして販売しているスーパーもあります。また、コンビニでもきんぴらごぼうや野菜の煮物といった和惣菜が豊富になりました。時間がないときや、一品補いたいときに上手に利用するといいですね。