2016年3月16日更新
●早寝・早起きで頭スッキリ、“できる”あなたに
桜の便りももう間近。暖かく過ごしやすくなってきました。「春眠暁を覚えず」とはいいますが、この時期も毎朝スッキリと目覚めたいものです。
仕事や学業、スポーツの世界でも、実績をあげているのは「早寝・早起き」の人が多いといわれます。
仕事の効率UPや生活習慣の改善に、早寝・早起きを実践しましょう。
朝日を浴び、体内時計をリセットしよう
体の中にある体内時計は一日約25時間で動いています。そのため、24時間で生活しているリズムと生体リズムは少しずつずれていきますが、脳が朝の光を認識することによって、体内時計を24時間に調整しているのです。
朝日で体内時計をリセットして、生活リズムと生体リズムが調和した一日を始めることが大切です。
早起き&バランスのよい朝食で、頭も冴えて活動的に
右のグラフは、朝食の摂取と学力との関係を表したものです。毎日朝食を摂る生徒ほど、学力調査の得点が高い傾向があります。
早起きをして、朝食でブドウ糖をはじめとする様々な栄養素を補給しましょう。脳が目覚め、頭をスッキリさせることで、しっかりと活動できる状態をつくることができます。
脳を創り育て守る睡眠
社会生活の維持には、良質な睡眠が必要です。特に脳の松果体から分泌されるメラトニンは、眠りを促す作用をもち、体内時計を指揮し、免疫機能や脳の発達にも関与します。また、睡眠時に分泌される成長ホルモンは、たんぱく質の合成、筋肉・臓器の機能や免疫の維持強化など重要な役目を果たしています。
単に身体的疲労を取るだけの睡眠にすることなく、早寝・早起きで体内時計を整えて生活リズムを維持し、心身ともに健康に過ごしましょう。