2016年4月15日更新
●賢い受診で体も家計も健康に!
今月はなぜか病院代が多かったわ~と思うことはありませんか?
同じ治療を受ける場合でも、診療時間内の受診を心がけたり、ジェネリック医薬品を活用することで、医療費を抑えられます。
賢い受診で体も家計も健康にしましょう!
①大病院の受診の際は、紹介状を持って受診しましょう
「大きな病院で診てもらえれば安心」などと、いきなり大病院を受診していませんか?紹介状なしで500床以上の大病院への受診には、特別料金が義務化されました。自宅近くなどでかかりつけ医を持っていれば、医療費も安く、待ち時間も短くてすみます。
②診療時間内の受診を心がけましょう
診療時間外や診療時間内であっても夜間・早朝に受診すると、通常の診察料に割増料金が加算されます。
急を要する病気やケガ以外は、診療時間内に受診すると医療費を節約できます。
診療時間外の割増料金
加算の種類 | 加算される時間帯 | 加算額 ( )内は6歳未満 |
時間外加算 | ●診療時間外 (おおむね午前8時前と午後6時以降、 土曜日は正午以降) ●その病院が休診日としている休日以外の日 |
初診:850円(2,000円) 再診:650円(1,350円) |
休日加算 | ●その病院が休診日としている休日 (日曜・祝日、年末年始) |
初診:2,500円(3,650円) 再診:1,900円(2,600円) |
深夜加算 | ●午後10時~午前6時 | 初診:4,800円(6,950円) 再診:4,200円(5,900円) |
③安易な「はしご受診」はやめましょう
病院を転々とする「はしご受診」は、同じような検査を繰り返すことになりお金の面でも治療の面でもさまざまなデメリットがあります。
●1つの病院に3回通うと・・・
初診料2,820円+再診料720円+再診料720円=4,260円
●3つの病院を「はしご受診」すると・・・
初診料2,820円+初診料2,820円+初診料2,820円=8,460円
④病院の処方薬は「ジェネリック」を
病院でお薬が処方される場合には、「ジェネリック医薬品」を希望しましょう。
ジェネリック医薬品は、効果や安全性は新薬と同等なのに、価格は新薬よりも安いため、ジェネリック医薬品を使うことで、医療費を節約できます。
●ジェネリック医薬品に切り替えるには
まずは医師に相談しましょう。医薬品の種類によってはジェネリック医薬品が発売されていなかったり、また、治療方法によっては変更できない場合もあります。
保険証に「ジェネリック希望シール」が貼ってある方は、受付で提示するだけでジェネリック希望の意思表示ができます。
また、診察券・保険証と一緒に提示できる「ジェネリック医薬品お願いカード」もございますので、お手元にない場合や、ご家族で活用されるため複数枚必要な場合などは、当組合(業務課 TEL 052-211-2439)までご連絡ください。
●ジェネリック医薬品にした差額がわかります
「かんたん差額計算」サイトで、現在処方されている薬の製品名を入力すると、ジェネリック医薬品に切り替えた場合にどれくらい薬代を安くできるか調べることができます。