2016年5月10日更新
●できていますか?正しい口腔ケア
私たちの体に必要な栄養素をとり入れ、人との会話に欠かせないお口の健康。
慌ただしい朝の歯磨きはササッと、夜は疲れてそのまま寝てしまうなんてことはありませんか?
「虫歯はない」という方も、一度お口のケアを見直してみましょう。
◆ 知らぬ間に進行していく「歯周病」
むし歯は痛みが現れますが、歯周病はせいぜい歯肉から出血するくらいで、ほとんど症状が現れません。このため症状が現れるころには、抜歯をしなければならないほど進行しているという人も多いのです。また、糖尿病や心臓病、脳卒中、骨粗しょう症、早産などの合併症を伴うことも。
<歯周病チェック!>
□歯肉の色が赤や紫色になっている
□歯が浮く感じがする
□歯磨きで歯肉から出血する
□起床時に口がネバネバする
□歯肉が腫れてブヨブヨしている
□何もしなくても歯肉から出血する
□歯がグラついて物を
噛みにくい
□冷たい水がしみる
<歯周病になりやすいのはこんな人>
□歯磨きがいいかげん
□間食の回数が多い
□やわらかい食べ物ばかり好んで食べる
□タバコを吸う
□糖尿病または高血糖と指摘されている
□ストレスが多い
◆ むし歯・歯周病を撃退するプラーク(歯垢)コントロール
できれば毎食後、しっかり歯磨きするのが理想ですが、それが難しい場合もあります。就寝前だけでも徹底的に歯磨きをする時間をつくりましょう。
歯ブラシの使い方
やわらかめの歯ブラシで鉛筆を持つようにして持ちます。歯と歯肉の境目に45度の角度で当て、やさしく小刻みに動かします。ゴシゴシ磨きは、かえって歯肉を傷つけることに。洗面の鏡にしぶきが飛び散っている場合は、力の入れすぎです。
◆「歯石」がついてしまったら…
歯石はざらざらしていて、内部には隙間もあります。そこで細菌が増殖し、毒素を出します。その毒素が歯周病の原因になります。
歯石ができてしまったら、早めに取り除いてもらいましょう。セルフケアで完全に除去するのは難しいので、定期的に歯科医院で除去してもらうのが効果的です。
今年も下記日程にて、「健保会館」で歯科健診を実施します。
ぜひ一度ご受診ください。
記
日 時 | 平成28年6月3日(金) 15:00~17:00(予定) |
場 所 | 名古屋薬業健保会館 |