2016年5月16日更新
●この時期おいしい、貝と豆の栄養パワー
「今夜は何が食べたい?」
「うん、何でもいいよ」
そんなとき、季節の食材で料理をしてみませんか?
毎月19日の「食育の日」。この時期においしい貝と豆の栄養パワーをいただきましょう。
貝は良質なたんぱく質と大切なミネラル源!
◆あさり◆
ミネラルが大変豊富な貝です。造血に重要な鉄分、銅、ビタミンB12、骨粗しょう症に不可欠なカルシウム、欠乏すると味覚障害になってしまうという亜鉛、そして血中のコレステロールを抑制するタウリンも多く含まれています。
◆しじみ◆
ズバ抜けてビタミンB12が豊富。貧血や肝機能障害の予防にしじみの味噌汁は最適です。ダシとしてだけでなく、身もいただきましょう。成長や生殖機能に関係する亜鉛や、鉄分、ミネラル、カルシウムも豊富です。
★砂出しの方法 | |
① |
貝同士をこすりあわせるようにして汚れを落とし、海と同じ(水500cc・塩大さじ1)くらいの塩水に2時間ほど浸して砂を吐かせます。
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② |
さらにザルなどに移し、1時間ほど潮を吐かせます。
これでジャリジャリしない、塩からくない美味しいあさりが食べられます。 時間がない時は、砂出し済やむき身を購入するのもよいでしょう。 |
豆は良質なたんぱく質!
◆そら豆◆
塩分を排出するカリウムを豊富に含み、マグネシウムが血圧を調整するため高血圧に効果があります。
また、動脈硬化の予防や肝臓の基礎代謝を促します。脂質が少なく、おやつやおつまみにもピッタリです。
◆グリンピース◆
アミノ酸を豊富に含み、中でもリジンは集中力や記憶力アップに、アスパラギン酸は疲労回復などに役立つといわれています。
たんぱく質とビタミンのバランスが良いことから滋養強壮に、また育ち盛りのお子さまの栄養源としても適した食材です。
お子さまも一緒にサヤ出し・筋取りをお手伝い!
「おいしいのは3日間」といわれるほど、そら豆は空気に触れると鮮度の低下が早い食材。そら豆やエンドウ豆は是非サヤ入りで購入して、お子さまにもお手伝いしてもらってはいかがですか? 特にそら豆は、ひねってサヤから取り出すので、生きた食育にもなりますよ。
また、そら豆ごはんに限らず、加熱しすぎると風味や食感が損なわれる食材は、別に塩ゆでをして最後に加えることで、素材の歯ごたえとおいしさを味わいましょう。