2016年5月17日更新
●花粉のいろいろ―草の花粉にもご注意
ヒノキ花粉の飛散が終息に向かう時期ですが、スギやヒノキ以外の花粉症があることをご存知ですか?
5月は草花の花粉も飛散し、特にイネ科植物の飛散はピークになります。
草の花粉症にはどのようなものがあるのかを見てみましょう。
●花粉症の原因となる代表的な草花
植 物 | 花 期 | 特徴・群生地など | |
---|---|---|---|
イネ科 | スズメノ テッポウ |
4~6月 | 富栄養の湿地や春耕前の水田に生え、淡いオレンジ色の小さな穂を出す |
ハルガヤ | 5~7月 | 牧草地周辺の草地や山地を通過する新しい道路、市街地沿い | |
カモガヤ | 7~8月 | 重要な牧草のひとつ/ 牧草地のほか、土手・道端 | |
キク科 | ブタクサ | 7~10月 | 各地の荒地/大量の花粉を飛ばす |
ヨモギ | 9~10月 | 家の周りや山野 | |
アサ科 | カナムグラ | 路傍や荒地に多い |
●草花の花粉
イネ科やブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど、草花の花粉は背丈が低いため、遠くまで飛散しません。しかし、生息地ではこれらの花粉が飛散しています。飛散期には、近づかないようにしましょう。