2016年7月11日更新
●夏バテに備える ①温度差から身を守る
疲れがとれにくい、食欲が出ない、何となくだるい…、真夏だけでなく、梅雨や初夏の時季から悩まされる夏バテ。
その原因となるのは、栄養不足や睡眠不足などさまざまです。今回は自律神経の乱れ―温度差による夏バテの対策をとりあげます。
自律神経に負担をかける温度差
夏は暑くて食欲が落ちるから、栄養不足で夏バテになるのかな?そんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれません。
それも原因のひとつですが、冷房の効いた室内と外では、温度差が大きくなり自律神経に負担をかけます。体温調節機能が低下し、汗をかきにくくなったり、体温が上がりにくくなったりするのです。胃腸の不調や食欲の減退は、内臓の働きをコントロールする自律神経からきているとも考えられます。
● 春に冷えを感じていませんでしたか?
一日の寒暖差が意外に大きく、衣替えの時期とも重なる春は、足元の防寒がおろそかになっていることが少なくありません。冷えは自律神経の不調のひとつでもあるため、春に冷えを感じていた人は、夏の暑さに弱くなるといわれています。
◆ 温度差を少なくする工夫を ◆
温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなります。過剰な冷房は控えるとともに、衣服の着脱や手足を冷やさない服装などを心がけましょう。
また、汗や雨で濡れたまま冷房の効いた室内にいると、冷えの原因につながります。濡れたら着替えるようにしましょう。
夏場の冷え対策や吸汗・吸湿機能などが施された下着も販売されていますから、気になる部位やTPOに合わせて下着も工夫してみませんか?