2016年7月26日更新
●夏バテに備える ④質の高い睡眠を心掛けましょう
夏バテを防ぐには、自律神経に負担をかけないことが基本となります。そのためには、夏バテしないよう、生活習慣を見直すことが大切となるでしょう。
睡眠中は自律神経の負担も軽くなり、疲労を回復するために重要な時間です。特に寝苦しいこの時期、質のよい睡眠をとって、夏バテの解消に役立てましょう。
質の高い睡眠をとるためのポイント
● 生活のリズムを整える
睡眠が短時間でも日中に眠気を感じなければ問題ありません。なかなか寝つけない場合は、まず生活のリズムをつくり、自律神経を整えて、寝つきをよくすることから始めましょう。
- 比較的涼しい朝や夕方の時間帯に10分ほど散歩
- 起床時にはカーテンを開けて、朝日を全身に浴びる
● 寝る前に強い光を浴びない
寝る前に強い光を浴びると、脳が活性化してしまい、眠りにつきにくくなります。「眠れないから…」と布団の中でスマホなどを操作すると、かえって不眠を進行させることに。
眠る前にリラックスする時間をつくり、心も「眠りモード」に切り替えましょう。
● 入浴は就寝2時間前までに
寝る直前の入浴は、自律神経が疲れて睡眠の質が低下します。入浴は就寝の2時間前までに済ませましょう。
- 39~40℃くらいのぬるめのお湯で半身浴
● 寝室や寝具にも工夫を
暑くて寝苦しいと眠りが浅くなって、睡眠の質の低下から夏バテを招きます。就寝中も低すぎない温度設定でエアコンを使用しましょう。暑いからといって掛け布団なしで寝てしまうと、かいた汗が体の表面に残ったまま冷やされ、寝冷えの原因になります。
- 就寝前の冷房であらかじめ寝室を冷やしておく
- 抱き枕を使った横向き寝で、気道の圧迫を防ぐ
- 竹シーツやい草枕、麻やガーゼ素材の肌触りがさらっとした素材を選ぶ