2016年8月1日更新
●真夏の健康管理 ①水分補給のタイミング
気温が高くなると、大量に汗をかく機会も増え、水分補給の重要性がいっそう高まります。
運動中や屋外では注意していても、屋内ではその意識が低くなっていることも…。
水分不足はさまざまな病気のリスクを高めるだけでなく、美容にとっても大敵です。上手なテクニックで水分補給を習慣づけましょう。
一日コップ2杯分の水分が足りていない…
成人の体の約6割が水分。水分は、血液、リンパ液、細胞の中など体のいたるところに存在していて、酸素や栄養素を運ぶ、老廃物を体外に排出する、体温調節など、大切な役割を担っています。
一日の水分収支
がぶ飲みはNG。水分補給のタイミングを心がけて
のどが渇いたとき、かぶ飲みをすると渇きはおさまりますが、血液には吸収されずに多くの水分が排出されてしまいます。少量ずつ何度もとること、真水もしくは熱中症対策としてカフェインの含まれていない麦茶が適しています。
●食事のとき以外、午前・午後にも一度補給を
のどの渇きを感じたときはすでに脱水状態。のどが渇く前の早めのタイミングで。
●起床時
一晩で約0.5Lの水分が失われるといわれています。暑い季節には汗をかくため、さらに多くの水分が失われます。
●スポーツをする時は必ず
水分補給をしてから体内に吸収されるまで30分前後かかるといわれています。運動中の脱水を防ぐために、運動後はもちろん、運動前・運動中にも水分補給を。汗をかくときの水分と手軽な塩分補給として、スポーツドリンクもよいでしょう。
●お酒を飲むときは水も一緒に
アルコールには強い利尿作用があり、飲んだ量を上回る水分が尿として排出されてしまうことも。お酒を飲むときは、同時に水も飲みましょう。
●気づきにくい入浴の前後
入浴中にも大量の汗をかいています。40℃のお湯に10分浸かると、汗で0.2Lの水分が失われます。入浴前後も忘れずに。
●就寝前
夜間~明け方に脳梗塞の発作が多いのは、水分不足が原因ともいわれています。特に高血圧の人は寝る前にしっかりと補給しておきましょう。