2016年8月23日更新
●疲れをためない、心の夏バテ解消
冷房の効いた室内と外では、温度差が大きくなり自律神経に負担をかけます。
自律神経がダウンした夏バテを放置しておくと体の中で悪循環が起き、心の病に発展してしまうこともあります。
自律神経に負担をかけずに夏の心も元気に乗り切るコツを考えます。
夏バテからくる心の病
夏は麺類や冷たい飲物だけの食事になりがちです。これらの栄養は炭水化物と糖分が大半。アミノ酸やビタミンB群不足が続くと疲労が回復しにくく、脳など神経系にも悪影響です。
【アミノ酸】
やる気や集中力をおこす物質であるセロトニンやドーパミンの原料。
【ビタミンB群】
神経のビタミン。気持ちの安定や集中力などに関係している。
睡眠によってしか疲労を回復することができない脳
心は大部分が脳の働きです。脳に疲れがたまると、心の病気をつくります。
健康な心=元気な脳を保つには、睡眠がとても大切です。
個人差はあるものの、平均6時間以上の睡眠は必要です。睡眠不足が続けば、集中力や思考力が落ちてしまい、クオリティの高い仕事は続けられなくなります。
自律神経を疲弊させない、よりよい入眠は?
・ | エアコンとの外温度差を5℃以内にする。 | |
・ | ゆで卵、豆腐、刺身などのタンパク質を毎食摂る。 | |
・ | 緑黄色野菜や海藻類をたっぷりと摂る。 野菜不足のときは、野菜ジュースやサプリメントもOK。 |
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・ | 食事は冷たいものばかり摂らず、温かい一品も入れる。 | |
・ | ぬるめのお風呂で体を温める。熱いお湯は交感神経が活発になり、眠りにくくなります。 | |
・ | 就寝1時間前から照明を暗めにして、リラックスできる雰囲気を作る。 | |
・ | テレビやゲーム、インターネット、メールを控える。 | |
・ | 夕食はできるだけ睡眠の2~3時間前に済ませておく。 飲み物もハーブティなどのノンカフェインのものに。 |
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・ | 6時間以上の睡眠を心がける。 |