2016年9月19日更新
●旬の食材で胃腸の働きを整えよう
夏から秋への季節の変わり目は、免疫力が低下し、体調を崩しがちな時期です。夏の疲れや天候の変化による冷え込みで、胃腸の調子が悪くなっていませんか?
そこで注目したいのが旬の食材です。旬の食材には、その時期の人の体に必要な栄養が含まれています。食生活を見直して、夏に弱った胃腸の働きを整えましょう。
おすすめの旬の食材
◆ オクラ
オクラはβカロテン、カルシウム、食物繊維を多く含む野菜です。オクラ独特の粘り気はペクチンとムチンでできています。ペクチンにはコレステロールや血糖値を低下させる作用、ムチンには胃の粘膜を保護したり、たんぱく質の腸での吸収を促す作用があります。
◆ さといも
さといもの粘液質の部分にもムチンが含まれているため、整腸作用があり、胃や腸の内壁を保護して消化を促進します。またムチンには、胃腸だけでなくのどや鼻の粘膜を保護するため、免疫強化に役立ち、風邪をひきにくくするといわれています。
◆ きのこ類
しいたけ、しめじ、まいたけなどのきのこ類には食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消や、腸内環境を整えるために役立ちます。またきのこ類には、免疫力をアップさせるβグルカンという栄養素が多く含まれています。
体を温める食生活を
夏の暴飲暴食で弱った胃腸を整えるためにも、体を温める食生活に切り替えていきましょう。根菜類やきのこ類を入れて、柔らかく煮込んだスープや豚汁がおすすめ。疲れた体を労わってあげる食生活を心がけましょう。