2016年10月20日更新
●たばこの及ぼす影響ってなに?
たばこの煙には数千種類もの有害物質が含まれ、肺がんをはじめ、全身のさまざまな病気の原因になります。生活習慣病やメタボも、その例外ではありません。
たばことがんの問題は、たばこを吸う人だけでなく、受動喫煙により煙を吸わされる周囲の人にとっても深刻です。
自分の健康のためだけではなく、大切な人たちのためにも、禁煙をはじめてみませんか?
喫煙習慣が引き起こすさまざまなリスク
疫学調査などの結果から、喫煙習慣のある人は、がん以外にも次のようなリスクのあることがわかっています。
・ | 喫煙と高血圧が重なると、いずれも該当しない人と比べて、脳卒中や心臓病で命を落とす危険性が約4倍に。 | |
・ | 喫煙と脂質異常が重なると、脳梗塞や心筋梗塞にかかりやすくなる。 | |
・ | 血糖値を下げるインスリンの効き具合が悪くなるため、血糖値が上昇し、糖尿病に約1.4倍かかりやすくなる。 | |
・ | 喫煙と高血糖が重なると動脈硬化が進み、喫煙しない人と比べて約1.5~3倍、脳梗塞や心筋梗塞で命を落とす危険性が高くなり、腎臓の働きも低下。 | |
・ | 喫煙とメタボが重なると、動脈硬化が進み、いずれも該当しない人と比べて、約4~5倍、脳梗塞や心筋梗塞にかかりやすくなる。 |
知っておきたい「受動喫煙」の害
たばこの煙には、喫煙者が吸う「主流煙」と吐き出す「呼出煙」、そして火のついたたばこから立ちのぼる「副流煙」があります。
たばこの煙に含まれる有害物質の中には、主流煙より副流煙にたくさん含まれているものが数多くあり、肺がんや心筋梗塞をはじめ、全身のさまざまな病気のリスクを高めることがわかっています。
「禁煙」に取り組んでみよう
・ | 喫煙に代わる別の行動を試みる たばこを吸いたくなったら歯をみがく、ガムをかむ等で気分転換し、吸いたい気持ちをコントロールしましょう。 |
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・ | ニコチンガムやニコチンパッチを利用する 市販のニコチンガムやニコチンパッチには少量のニコチンが含まれ、体内に入れるとたばこの離脱症状をやわらげる作用があります。 |
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・ | 禁煙外来を受診する 自力での禁煙が困難な場合には、禁煙外来で医師のアドバイスを受けながら、禁煙を目指しましょう。 |
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。