2016年10月28日更新
●インフルエンザ・ノロウイルスにご用心!
例年12~3月頃には、インフルエンザとノロウイルスの流行のピークがきます。どちらも感染力が強く、乳幼児や高齢者、体力の弱っている方等は、症状が重くなる可能性があるため、注意が必要です。
正しい予防方法を知り、早めの対策を行うことで、ウイルスを寄せ付けないようにしましょう。
早めに対策をしておきたいインフルエンザ
例年12月~3月にピークを迎えます。風邪とは異なり、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛などの症状が突然現れます。お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
◆予防のポイント
・ | 手洗い・うがいを行う | |
・ | マスクを着用する | |
・ | 十分な休養と、バランスのとれた食事を心がける | |
・ | 人混みや繁華街への外出を避ける | |
・ | 流行する前にワクチン接種を受ける |
感染力の高いノロウイルス
11月頃から増え始め、12月~3月をピークに全国的に流行します。10~100個程度の非常に少ない数でも感染するほど感染力の強いウイルスで、抗ウイルス薬やワクチンはありません。乳幼児や高齢者等は、ひどい脱水症状を起こしたり、肺炎を起こすこともあるため、注意が必要です。
◆予防のポイント
・ | 作業前等の手洗いを徹底する(トイレやおむつ交換の後、調理前など) | |
・ | 調理器具は洗浄・殺菌する | |
・ | 魚介類や肉等、加熱が必要な食品は十分に加熱する | |
・ | 患者の嘔吐物やふん便などの処理には、使い捨てのマスク、エプロン、ビニール手袋などを着用する | |
・ | 調理器具やリネン類の消毒には塩素系漂白剤(キッチンハイター等)を使う (アルコール消毒は、ノロウイルスには効果がありません) |
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。