2016年11月1日更新
●免疫力をアップ! ①健康なからだは規則正しい生活から
11月に入り、だんだん寒さが厳しくなってきました。そろそろかぜやインフルエンザが気になる季節です。手洗い・うがいに加え予防接種などは大切ですが、もっとも大切なのは、やはり規則正しい生活です。
時間がなくて朝食を抜いたり、休みの日はお昼まで寝たりしていませんか?規則正しい生活を心がけて、ウイルスを寄せつけないからだ作りをしましょう!
免疫力を高めるために、しっかり睡眠を取ろう
睡眠時間の乱れは、免疫力を低下させ、さまざまな悪影響をもたらします。毎朝起きた時にカーテンを開け、朝日を全身に浴びるようにしましょう。体内時計がリセットされ、規則正しい生活のリズムを作り、自律神経を整えます。
睡眠の質を上げるには、朝食と夕食を規則正しく摂ることも効果的です。朝食と夕食の時間をほぼ一定に保つことで、体内時計の代謝リズムのメリハリがしっかりつくようになります。
朝からしっかり食べてかぜ予防!
かぜやインフルエンザの予防には、ウイルスの侵入口である粘膜と、ウイルスと体内で戦う免疫力を強化することが大切です。ビタミンA、B群、Cは粘膜と免疫力を強くしてくれます。
毎日の食事に、これらのビタミンが含まれる食材を取り入れてみましょう。
●ビタミンA
のどや鼻の粘膜を保護する働きがあります。緑黄色野菜など植物性食品のビタミンA(β-カロテン)は、動物性食品と比べると吸収率が低いので、吸収率を高める油と一緒にとりましょう。
ビタミンAを含む食材…春菊、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、レバーなど
●ビタミンB群
ビタミンB群のなかでも、粘膜の健康ともっとも密接なのがビタミンB2です。不足すると、ウイルスに対するバリアーの働きが弱くなります。ビタミンB1は糖代謝を助け、疲労物質をたまりにくくさせることによって体力を保ちます。
ビタミンB群を含む食材…鮭、豚肉、レバー、青魚、卵など
●ビタミンC
ウイルスと戦う白血球の働きを強化し、免疫力を高めます。ただし、加熱調理によって壊れやすいので、生で食べる、煮汁ごと食べるなどの工夫が必要です。じゃがいもやカリフラワーのビタミンCは加熱による損失が少ないのが利点です。
ビタミンCを含む食材…みかん、柿、カリフラワー、ピーマン、じゃがいも、
大根など
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。