お知らせ
2016年11月10日更新

●11月14日は「世界糖尿病デー」です

 11月14日は、インスリンを発見したバンティング博士の誕生日であり、その功績に敬意を表し、この日を「世界糖尿病デー」と定めています。
 現在日本人の6人に1人が糖尿病、または予備軍に該当しているといわれています。血糖値が高くても自覚症状はありません。しかしそのままにしておくと、恐ろしい病気の原因となることもあります。

 この機会に正しい知識を身につけ、糖尿病を防ぎましょう。

世界糖尿病デー

● 糖尿病ってどんな病気?

 インスリンという、体内で唯一血糖値を下げるホルモンが不足、またはうまく作用しなくなり、ブドウ糖(体を動かすエネルギー源)が細胞に行き渡らず、血液中にあふれてしまう病気です。ブドウ糖が細胞に行き渡らないため、筋肉や内臓にエネルギーが運ばれず、全身のエネルギーが足りなくなります。

● 糖尿病と合併症

糖尿病と合併症

 糖尿病特有の合併症として、網膜症、腎症、神経障害があります。また、血糖値が高い状態は血管を傷つけ、血流を悪化させます。その結果動脈硬化が進行し、心筋梗塞・脳卒中といった命にかかわる病気を引き起こしやすくなります。

● 血糖値が高かったら生活習慣の改善を!

 血糖値が高くなるのは、食生活の乱れや運動不足といった悪い生活習慣が大きな要因です。以下のポイントを参考に、生活習慣を見直してみてください。

食生活改善

食生活改善のポイント

食べ過ぎ、ドカ食いをやめ、1日3食を守る。
朝食と昼食はしっかり食べ、夕食は控えめに。
栄養バランスのとれた食事を心がける。特にブドウ糖の吸収を遅らせる食物繊維は積極的に摂る。
アルコール飲料、菓子類、果物は控えめに。

インスリンの働きを良くする運動は積極的に

運動
速歩やジョギング、水泳などの有酸素運動を習慣づけると、インスリンの働きが良くなる。筋トレと組み合わせるとさらに効果的。
運動する時間がとれない人は、車を使わず歩く、階段を使う等、生活の中で体を動かす機会を増やす。

● ブルーライトアップを見に行こう

 「世界糖尿病デー」には、「糖尿病へのさらなる認知・理解」と「糖尿病予防の重要性認識」の啓発を目的とした活動が世界各地で行われます。
 日本でも、各地の建造物が糖尿病啓発のシンボルカラーである「青」にライトアップされるほか様々なイベントが用意されています。
 2016年度のシンボルは名古屋。ぜひお近くのライトアップ、イベントにご参加ください。

東海地方の「ブルーライトアップ」イベント

愛知県 春日井市民病院 11/1(火)~11/14(月)
糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI 11/4(金)~11/14(月)
いしやま内科クリニック 11/12(土)
名古屋城、名古屋テレビ塔 11/14(月)
岡崎城 11/14(月)~11/20(日)
豊橋医療センター西病棟 11/14(月)
名古屋セントラル病院(1Fエントランスホール) 11/14(月)~11/18(金)
岐阜県 JR岐阜駅北口駅前広場、岐阜城 11/11(金)~11/20(日)
郡上八幡城 11/12(土)~11/14(月)
飛騨・世界生活文化センター 11/13(日)~11/20(日)
大垣城・旧今井家住宅 11/14(月)~11/20(日)
三重県 伊賀上野城 11/14(月)
静岡県 あそうクリニック 11/7(月)~11/14(月)
静岡市駿府城巽櫓
沼津港展望台
掛川市掛川城
浜松市浜松城
清水エスパルスドリームプラザ観覧車
11/14(月)


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

 ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、流行前の遅くとも12月中旬までには予防接種を受けましょう。


ノロウイルス警報発令中!

きっちり手洗い、しっかり加熱でノロウイルス食中毒の予防を!