2016年11月14日更新
●免疫力をアップ! ③免疫力アップの食材で冬を元気に乗り越えよう
気温が下がり乾燥する冬は、免疫力が落ちやすいうえ、のどの粘膜が乾燥して働きが弱まるなど、ウイルスへの抵抗が弱くなる時期です。かぜやインフルエンザのウイルスに負けないようしっかり食べて、寒い季節を元気に過ごしましょう。
免疫力アップは腸内環境から
感染症予防の鍵となる免疫力は、「免疫細胞」の働きから生まれます。免疫細胞の5~7割は腸に集まっているため、食生活等の乱れによって腸内細菌のバランスが崩れると、免疫力が低下してしまいます。
腸内細菌のバランスをよくするには、適度な運動のほかに、規則的な食事リズムと3食の栄養バランスを整えることが大切です。腸内環境を整えて、免疫力を高めましょう。
腸内環境をよくする食材
●食物繊維
「不溶性食物繊維」は大腸壁を刺激して腸の動きを活発にし、「水溶性食物繊維」は有害物質の吸収を妨げ排便を促します。
不溶性食物繊維を多く含む食材…ごぼう、ブロッコリー、さつまいも、さといも等
水溶性食物繊維を多く含む食材…海藻類、きのこ類、りんご、バナナ等
●乳酸菌
腸内の菌のバランスを取り戻し、免疫力を高めるといわれています。
乳酸菌を多く含む食材…ヨーグルト、みそ、漬物等
●オリーブオイル
オレイン酸を多く含むオリーブオイルは、腸を動かして排便を促す働きがあります。カロリーが高いので摂りすぎには注意。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。