2017年1月19日更新
●ノロウイルス予防法を再確認
毎年冬になると流行するノロウイルス。今年は例年を上回るペースで感染が広がっています。
ノロウイルスにはワクチンがないので、一人ひとりが感染を広めないように、予防法をしっかり確認しましょう。
ノロウイルスは感染力が強い
ノロウイルスは感染力が非常に強く、10~100個程度の少ないウイルスでも感染してしまいます。特に冬場は気温が低く乾燥していて、ウイルスが長く生きられる環境が整っているので、感染者が急増します。
ノロウイルスに感染すると嘔吐や下痢の症状が出ます。発熱しても高熱にはならず、1~2日で症状はおさまります。しかし、体力がない乳幼児や高齢者の方は、脱水症状を引き起こしたり、嘔吐物をのどに詰まらせてしまうこともあるので、感染が疑われる場合は早めに病院に行きましょう。
予防のポイント
- こまめに手洗いをしましょう。(調理する前、盛り付けの前、トイレのあと、おむつ交換のあとなど)
- 肉や魚介類などの食品は、十分に加熱しましょう。
- 調理器具は洗浄、殺菌をして清潔に保ちましょう。
- 患者の嘔吐物やふん便などの処理には、使い捨てのマスク、エプロン、ビニール手袋などを着用しましょう。
- 調理器具の消毒には、塩素系漂白剤(キッチンハイターやミルトンなど)を使用しましょう。
※アルコール消毒はノロウイルスには効きません。
ノロウイルスを予防しよう!
手洗い方法
ノロウイルスに感染していても、症状が出ない方もいます。自覚のないまま調理をしてしまうなど、感染を広げてしまわないよう、手洗いを徹底しましょう。
①~⑥までを2回繰り返し、菌やウイルスを洗い流しましょう
流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。 | 手の甲をのばすようにこすります。 | 指先・爪の間を念入りにこすります。 |
指の間を洗います。 | 親指と手のひらをねじり洗いします。 | 手首も忘れずに洗います。 |
洗い終わったら十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルなどでよく拭いて乾かします。