2017年1月20日更新
●みんなで健康食習慣 ③外食では積極的に野菜を食べよう
年末年始にご馳走を食べ過ぎて、ついそのままたくさん食べる習慣がついてしまっていませんか?
健康を維持するためには「適正な摂取エネルギー量」と「栄養バランスのとれた食事」が大切です。食べ過ぎや、極端なダイエットは体に負担をかけてしまいます。
今年一年を健康に過ごすために、食事のバランスと食べ方を見直してみましょう。
主食に「副菜」「主菜」を意識しましょう
厚生労働省・農林水産省が平成17年6月に策定した「食事バランスガイド」では、食事を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの料理区分に分け、1日に「何を」「どれくらい」食べたらいいかの目安をわかりやすく、独楽(こま)の形で表しています。
くわしくは下記ホームページをご覧ください。
外食やコンビニ弁当では普段より意識して野菜を食べよう
仕事で帰りが遅くなったときや、忙しくてご飯をつくる時間がないときに外食やコンビニ弁当はとても便利ですが、どうしても野菜が不足してしまいます。
そこで、メニューを選ぶ際には、外食なら定食メニューにする、コンビニで済ますならサラダや野菜スープをプラスするなど、意識して野菜を摂りましょう。
野菜不足は様々な病気を引き起こします
平成27年に厚生労働省は、報告書「日本人の食事摂取基準」の中で、食物繊維とカリウムが深刻な摂取不足であると公表しています。これらの栄養素の不足は、高血圧、肥満症、糖尿病、心筋梗塞などの病気を招いてしまいます。
食物繊維やカリウムは何に含まれているかご存知ですか。実は「野菜」なのです。つまり病気の原因は、「野菜不足」といっても過言ではありません。野菜をしっかり摂って、病気を予防しましょう。
成人が1日に必要な野菜の摂取量は“350g”
厚生労働省の食生活改善普及運動のなかで、「毎日プラス1皿の野菜」が謳われています。日本人は1日“280g”ほどの野菜をとっており、普段の食事のメニューに野菜をプラスして70~80g加えることで、成人が1日あたりに必要な野菜の摂取量の目安とされている“350g”に近づきます。
野菜をたっぷり食べることで、健康寿命を延ばしましょう。