2017年2月1日更新
●花粉症のピークはこれから。対策はできていますか?
まだまだ厳しい寒さが続いていますが、もうすぐ暖かい春がやってきますね。春といえば花粉に悩まされる季節。早いところでは2月上旬から花粉が飛び始めます。
日本気象協会によると、東海地方では、花粉の飛散量が少なかった去年に比べて、今年は例年並みの量に戻るそうです。
去年は花粉症の症状が出ていないからと油断していると、今年は発症してしまうかもしれません。早めの対策をしていきましょう。
花粉に触れない生活を
花粉が鼻や目の周りの粘膜に付着すると、異物を排除しようとする「免疫反応」が生じて、かゆみ・腫れ・くしゃみなどの症状が現れます。
花粉症の発症は、今まで吸ってきた花粉の量に関係があるといわれています。すでに花粉症になってしまった人もそうでない人も、普段の生活から花粉との接触を避けるように対策しましょう。
また、免疫が正常に働くように、生活習慣を見直してみることも必要です。タバコをやめるとともにお酒を控え、バランスのとれた食事、適度な運動、良質な睡眠を心がけて、免疫力を高めましょう。
外出時の花粉対策
◆ 花粉情報をチェックしよう
テレビやインターネットで花粉情報を入手しましょう。
<花粉飛散の要注意日>
- 晴れまたは曇りの日
- 最高気温が高い日
- 湿度が低い日
- やや強い南風が吹き、その後北風に変化した日
- 前日または当日の未明まで雨の日
◆ 飛散の多い時間帯の外出は控えよう
花粉飛散が多い日に外出する場合は、1日のうち花粉の飛ぶ量の多い時間帯(午後1時~3時頃《注:地域によって差があります》)の外出をなるべく避けましょう。
◆ 完全防備で出かけよう
帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につけて。コートもツルツルした素材を選びましょう。髪には花粉がつきやすいので、髪の長い人はできるだけ一つにまとめましょう。
◆ 帰宅したら玄関で花粉を落とそう
衣服や髪、持ち物についた花粉は、きちんと外ではらいましょう。
◆ 家に入ったらすぐに手洗い・うがい・洗顔をしよう
なるべく室内に花粉を漂わせないために、肌に付いた花粉をすぐに洗い流しましょう。
家の中での花粉対策
◆ ドア・窓を閉めよう
花粉の飛散が多いときは、きちんとドアや窓を閉めて、花粉の侵入を防ぐことが大切です。
◆ こまめに掃除をしよう
防いでいるつもりでも、室内にはかなり花粉が侵入しています。カーペットは掃除機をしっかりかけ、床がフローリングであれば毎日拭き掃除を行うと効果的です。
◆ 布団を外に干すのは控えよう
外に布団を干すのは避けて、布団乾燥機などを活用しましょう。どうしても干したいときは、花粉の飛散量が少ない午前中に干して、取り入れる際はしっかり花粉をはたいてから取り込みましょう。さらに布団の表面を掃除機で吸うと効果的です。
◆ 枕元の花粉を拭き取ろう
寝ているときに花粉を吸い込まないように、枕まわりの約1mぐらいを水で少し湿らせたティッシュやタオルで拭き取りましょう。