2017年2月8日更新
●厳重な警戒を!まだまだ油断しないで、インフルエンザ
国立感染症研究所が発表した統計によると、1月16日~1月22日の1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者は、推計でおよそ161万人となり、前の週の99万人から急増しました。
流行はピークを迎え、患者数の多い状態が続く可能性があります。体力のない高齢者や持病がある人は、特に注意が必要です。
インフルエンザの拡大を防ぐには私たち一人ひとりの心がけが大切です。油断せず気を引き締めて、予防を怠らないようにしましょう。
予防接種を受けても過信してはいけません
「インフルエンザならもう予防接種を受けたから大丈夫」と思っていませんか?もちろん、ワクチンの接種は効果的ですが、絶対にかからない、ということはありません。
予防接種を受けても発症する可能性があります。普段からしっかりと予防して、発症を防ぎましょう。
【予防接種の効果】
- ワクチンで発症を阻止できるのは一般的に70~80%
- 就学前の小児では20~30%程度
インフルエンザの予防と拡大防止策を徹底しよう
- 過労を避け、十分な睡眠、栄養、保温を心がけて体調を整えましょう。
- 人ごみへの外出はできるだけ避け、帰宅時には手洗いとうがいをしましょう。
- 室内では加湿器などで適度な湿度を保つようにしましょう。
- 咳やくしゃみが出るときは、他の人にかからないようにする、マスクをつけるなどの咳エチケットを心がけましょう。
インフルエンザの症状を確認しておきましょう
普通の風邪が喉の痛み、くしゃみ、鼻水など局所的な症状なのに対し、インフルエンザは38℃以上の高熱を突然発し、発熱と同時に悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛や倦怠感などの全身症状が出現します。
続いて咳やくしゃみ、鼻水、喉の痛みといった風邪と同様の症状も現れます。