2017年2月22日更新
●冬に流行する食中毒!ノロウイルスにご注意ください
食中毒の集団感染のニュースがよく見られますが、冬の食中毒といえばノロウイルス。非常に強い感染力を持っているので、十分に注意しなければいけません。
また、今年は変異型のノロウイルスも確認されているので、過去に発症して免疫ができている方も感染する恐れがあります。しっかりと対策を立てましょう。
冬に急増!ノロウイルス
ノロウイルスは非常に感染力が強く、わずか10~100個程度のウイルスでも感染してしまうため、ウイルスにとって生息しやすい低温・乾燥の条件が揃っている冬には、毎年急激に流行します。
発症すると吐き気などの症状が1~2日続きます。症状がどれほど強く出るかは個人差があり、感染しても発症しない方もいますが、乳幼児や高齢者は抵抗力が強くないので、重症になってしまう場合もあります。身近にいる場合は特に気をつけましょう。
潜伏期間 | 24~48時間 |
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おもな症状 | 吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱(1~2日) |
感染経路 |
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ノロウイルス撃退三原則
ワクチンがないノロウイルスを防ぐには、予防のための正しい習慣を身につけることが大切です。『ノロウイルス撃退三原則』を普段の生活でしっかり実践していきましょう。
持ち込まない
- 調理する人は石けんでの手洗いを徹底。
- 感染した場合は仕事を休む。
- 砂出し中のアサリやシジミの水の中に、安易に手を入れない。
摂取しない
- 「生食用」と表示のないものは、十分に加熱する。(85℃で1分以上)
- 調理器具は熱湯または漂白剤で消毒する。(水5Lに対し、市販の漂白剤20mL)
拡げない
- 感染者の吐しゃ物でも飛沫感染する。ゴム手袋とマスクを着用し、ペーパータオルで端から集めて廃棄処分する。
- 感染者が使用したタオルや衣類は、他のものと分けて洗浄・消毒する。