2017年5月15日更新
●この時期の花粉に注意しましょう
春の日差しが心地よくて過ごしやすい季節ですが、まだまだ花粉症に悩まされることが続きます。
去年の花粉の飛散量の多さに比べれば今年は少ないですが、それでも平年並みの花粉が飛んでいます。今年から発症している人もいませんか?
スギ、ヒノキの花粉は落ち着きましたが、夏にかけては草花の花粉が多くなってきます。花粉症の症状を和らげるために、花粉対策をしっかりと心掛けたいですね。
5月から7月の花粉症の原因となる主な草花
植 物 | 花 期 | 特徴・群生地など | |
---|---|---|---|
イネ科 | スズメノ テッポウ |
4~6月 | 富栄養の湿地や春耕前の水田に生え、淡いオレンジ色の小さな穂を出す |
ハルガヤ | 5~7月 | 牧草地周辺の草地や山地を通過する新しい道路、市街地沿い | |
カモガヤ | 7~8月 | 重要な牧草のひとつ/ 牧草地のほか、土手・道端 | |
キク科 | ブタクサ | 7~10月 | 各地の荒地/大量の花粉を飛ばす |
ヨモギ | 9~10月 | 家の周りや山野 | |
アサ科 | カナムグラ | 路傍や荒地に多い |
外出時には、花粉と触れないように
花粉症の発症を防ぐのに効果的なことは、花粉に触れないようにすることです。外出時にはしっかりと花粉対策をしましょう。
★ マスクで喉を守る
花粉専用マスクを着用すると、花粉の吸引量を、マスクを着けていない時の約1/6まで抑えられます。
★ メガネで目を守る
普通のメガネでも有効ですが、花粉症用であれば、目の周りに付着する花粉量を約1/4まで抑えられます。
★ 帽子で髪を守る
髪には花粉がつきやすいので、帽子を被るのがオススメ。髪の長い人は、なるべく一つにまとめておくと良い。
帰宅時には、花粉を持ちこまないように
外出時には花粉のことを気にしているけれども、帰宅するときには花粉のことは忘れていませんか。室内に花粉を持ち込まないことが大切です。
玄関の外で髪や上着をはたいて、花粉を落としてから部屋に入りましょう。そのあと、すぐに洗顔・手洗い・うがいをして、手や顔についた花粉を洗い落しましょう。
また、食事・睡眠・運動などの基本的な生活習慣を見直して、免疫力を高めることも重要です。