2017年5月22日更新
●家計に優しいジェネリック医薬品に切り替えてみませんか
私たちが病院にかかったときに処方されるお薬ですが、「新薬」と「ジェネリック医薬品」があることをご存知ですか?
ジェネリック医薬品は、新薬と同等の効果や安全性があり、価格は新薬より安いので、医療費の節約に役立ちます。
特にお薬の長期間の使用が見込まれる慢性的な病気、例えば脂質異常症や高血圧症、糖尿病などの方は、医療費を大きく節約することができます。家計に優しいジェネリック医薬品に切り替えてみませんか。
ジェネリック医薬品は
どうして低価格なの?
医薬品メーカーなどが新薬を開発するためには、非常に長い研究期間を必要とし、莫大なコストがかかります。新薬の販売価格は、その費用を回収できるように設定されます。開発に成功したメーカーは医薬品の特許を取得して、およそ20年~25年は薬の製造・販売を独占することができます。
特許期間が終了すると、他のメーカーも同様の医薬品を取り扱うことが可能になります。この医薬品がジェネリック医薬品と呼ばれます。先例があるため開発費用を抑えて、販売価格を安くすることができます。
薬の効果や安全性については、厚生労働省の厳しい検査をクリアし、新薬と同等であると認められたものだけが販売されるので、安心して服用することができます。
他にもこんなメリットがあります
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分を使っていますが、添加剤は異なるものもあります。
新薬の効果はそのままに、薬を服用しやすいように、錠剤を小さくしたり苦味を抑えるなどして、改良されたものも多く開発されています。
★ 不安な方は、まずは「お試し調剤」で!
ジェネリック医薬品を利用したことがなく、なんとなく不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は、「お試し調剤(分割調剤)」というしくみをご利用ください。
このしくみを使えば、1枚の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができます。まず1~2週間だけジェネリック医薬品を試してみて、もし合わなければ、元の医薬品に戻すことができます。