2017年6月1日更新
●6月4日からは「歯と口の健康週間」 健康な体は丈夫な歯から
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。みなさんは普段から歯や口内の健康に気をつけていますか?
毎日きちんと歯をみがいているつもりでも、みがき方によっては、歯ぐきを傷つけてしまったり、汚れが十分にとれていないこともあります。
この機会に口内のセルフケアについて見直して、健康な歯を保てるようにしましょう。
若い方でも要注意!日本人が歯を失う原因第1位は「歯周病」
「歯周病は中高年の病気」と思い込んでいませんか?歯ぐきの異変は20~30代、早ければ10代からはじまるので、若い方でも油断は禁物です。
歯周病はむし歯と違って自覚症状があまりない病気なので、気づかないうちに症状が進行していることも。進行すると歯を支える骨を溶かし、やがて歯が抜け落ちてしまいます。また、糖尿病、心臓病、脳卒中、骨粗しょう症、早産などの合併症を伴うことがあります。
歯周病を防ぐブラッシング 4つのポイント
- 歯ブラシは力が入りすぎないよう、えんぴつのように持つ。
- 歯と歯ぐきの間、歯と歯の間に、歯ブラシの毛先が当たっていることを意識しながら、1本ずつていねいにみがく。
- ときどき鏡を見ながらみがき、毛先の位置を確認する。
- みがき終わったら、デンタルフロス・歯間ブラシも活用し、徹底的に歯垢を除去
電動歯ブラシの場合は、タイプごと(たとえば音波式など)の特性をよく理解したうえで適切に使いましょう。電動歯ブラシの場合も2~4の順でブラッシングします。
定期的に歯科健診を受けて歯石を確認しよう
歯石は、歯垢とだ液に含まれるカルシウムやリン酸などが結びついて石のように固くなったものです。
歯石はざらざらしていて、内部にはすき間もあるので、そこで細菌が増殖して毒素を出します。その毒素が歯周病の原因になるのです。
一度ついた歯石は、自分で除去することはできません。歯石があった場合は歯科医院で、歯石を除去してもらうことをおすすめします。