お知らせ
2017年6月26日更新

●ジェネリック医薬品とセルフメディケーションで上手に節約

薬が処方されたとき「ジェネリック医薬品」に切り替えたり、「セルフメディケーション」を積極的に行っていますか。

どちらも上手に行えれば、医療費の節約につながります。

改めて、「ジェネリック医薬品」や、「セルフメディケーション」について確認していきましょう。

医療費チェック

ジェネリック医薬品とは?

新薬開発

ジェネリック医薬品とは、新薬と同じ有効成分を含み、同等の効き目がある後発の医薬品です。

新薬の開発の際には、効果や安全性のテストがたくさんあるため、莫大な開発費と時間がかかり、その分薬の価格も高くなります。一方、後発であるジェネリック医薬品は、すでにテストが済んだ成分を使用するため、開発期間を短くすることができ、新薬より4~5割ほど安い価格で提供することができます。

ジェネリック医薬品と新薬との差額は、薬の種類によっても変わってきます。もっとくわしく知りたい方は、「かんたん差額計算」サイトをご利用ください。

新薬とジェネリック医薬品の差額がわかります!

「かんたん差額計算」サイトで、現在処方されている薬の製品名を入力すると、ジェネリック医薬品に切り替えた場合にどれくらい薬代を安くできるか調べることができます。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品に切り替えたいときは

ジェネリック医薬品への切り替えについて、まずは医師、または薬剤師に相談しましょう。直接伝えにくい時は、「ジェネリック医薬品お願いカード」などをお使いください。

薬局

不安な方は、「お試し調剤」をご利用ください

いきなりジェネリック医薬品に変えてしまうのは不安、という方は、 「お試し調剤(分割調剤)」 というしくみをご利用ください。

このしくみを使えば、1枚の処方せんで何回かに分けて薬を受け取ることができます。まずは1~2週間ほど、ジェネリック医薬品を試してみてください。

セルフメディケーションとは?

自分で治療

WHO(世界保健機関)では、セルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当すること」と定義しています。

普段からしっかり健康管理を行い、かぜをひいたときなどはOTC医薬品を上手に利用して自分で手当をすることで、医療費をおさえることができます。

平成29年1月からは、セルフメディケーションを国として推進するため、セルフメディケーション税制がスタートしました。今までは医療費控除の対象でなかった方も、この制度により控除の対象となる可能性がありますので、ご家族の分も含めて医療費をもう一度チェックしてみましょう。

セルフメディケーション税制をご利用ください!

対象期間

平成29年1月1日~平成33年12月31日
(平成29年分の確定申告から適用できます。)

申告対象となる人

申告できるのは、対象となる1年間(1月~12月)において、以下の3つの事項すべてに該当する人です。

  1. 所得税、住民税を納めていること。
  2. 対象となる医薬品の年間購入額が12,000円を超えていること。
  3. 健康の保持増進や病気の予防への取り組みとして、以下のいずれかを受けていること。
    • 定期健康診断(事業主健診)
    • 健康診査
    • 特定健康診査(いわゆるメタボ健診)または特定保健指導
    • がん検診
    • 予防接種
    通常の医療費控除との併用はできません。どちらを利用するかはご自身で選択することができます。

対象となる医薬品

セルフメディケーション税控除対象医師によって処方される医療用医薬品から、ドラッグストア等で購入できるOTC医薬品に転用された医薬品(いわゆるスイッチOTC医薬品)が対象となり、対象商品のパッケージに右のような識別マークが表示されます。

対象商品などは厚生労働省のホームページで確認することができます。

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について(厚生労働省)

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