2017年7月12日更新
●暑い夏を元気にのりきろう! ②夏野菜で夏バテ防止
暑い夏を乗り切るために、旬の野菜の力を借りましょう。夏野菜は、汗で失われてしまう水分やカリウムを補ってくれます。また、紫外線などの、肌へのストレスから皮膚を守ってくれるビタミンなど、夏に大活躍する栄養素がたっぷり入っているのです。
夏野菜をしっかり食べて、夏バテを防ぎましょう。
代表的な夏野菜とその栄養素
トマト
ビタミンCが多く、トマトの赤色は「リコピン」という抗酸化物質によるものです。リコピンは免疫力を高め、がんの予防、細胞の酸化・老化防止、皮膚や粘膜を健康に保つ、などの効果があります。
キュウリ
キュウリの約95%は水分で、カリウムが豊富です。カリウムには利尿作用や体を冷ます働きがあり、むくみやのぼせに効果があります。
ナス
ナスの約95%は水分で、カリウムが含まれ、からだを冷やす効果があります。また、ナスの紫色はアントシアニンという色素成分によるもので、眼精疲労に効果があります。
ピーマン
ビタミンC、E、カロチン、カリウムが豊富です。肌荒れや風邪の予防、がん予防、動脈硬化予防になります。
オクラ
オクラのネバネバ成分である食物繊維が胃腸の調子を整えます。カルシウム、ビタミンC、鉄分も豊富です。
夏バテを防ぐには栄養バランスが大切
厚生労働省・農林水産省が策定した「食事バランスガイド」では、1日に「何を」「どれくらい」食べたらいいかの目安を、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つに分類しています。
ポイントは「主食」「副菜」「主菜」の3つを揃えること。イラストでわかりやすいので、くわしくは下記ホームページをご覧ください。
食事だけじゃない! 夏を元気に過ごすポイント
「つけない」「増やさない」「やっつける」で食中毒から身を守ろう!
気温や湿度が上がると菌が繁殖しやすくなり、食中毒が増えてきます。激しい腹痛や下痢などが起こり、場合によっては死に至ることもあるので、しっかり予防しましょう。
食中毒予防のポイント
- 「つけない」:手や調理器具はこまめに洗い、しっかり殺菌する
- 「増やさない」:冷蔵庫を過信せず、調理したらすぐに食べる
- 「やっつける」:肉は中心までしっかり加熱する。少しでも怪しいと思った食品は思い切って捨てる
こまめに水分補給をしよう!
熱くなると大量に汗をかく機会が増え、水分不足に陥りやすくなります。水分不足は熱中症や脱水症状を起こす原因になるので、しっかり水分補給しましょう。
水分補給のポイント
- がぶ飲みは避け、のどが渇く前にこまめに水分補給する
- 運動中や屋外にいるときはもちろん、屋内にいるときもこまめに水分補給する
- 飲み物は、真水やカフェインの含まれていない麦茶を選ぶ
ぐっすり眠って体調を整えよう!
夏バテを防ぐためには、しっかり睡眠をとり、自律神経に負担をかけないことが大切です。夏は寝苦しい日が多いですが、環境を整えてぐっすり眠れるようにしましょう。
質の高い睡眠をとるためのポイント
- 入浴は就寝2時間前までに済ませておく
- 眠る前のスマホ操作など、強い光を浴びる行動は避ける
- 肌触りがさらっとしたシーツに変える、エアコンを使用するなど、
寝室の環境を整える - 生活のリズムを整える