お知らせ
2017年8月16日更新

●夏バテしない体をつくろう!

食欲が出ないし、寝苦しくて睡眠不足、毎日体がだるい…。暑さに負けて、夏バテになっていませんか。

体調がすぐれないのは、基礎となる生活習慣、「食事」「睡眠」に問題があるのかもしれません。良質の「食事」「睡眠」を心がけて、夏バテしない体をつくっていきましょう!

夏バテ

夏バテを防ぐ「食材」を食べよう

夏バテ予防の栄養素は?

1.「イミダペプチド」を含む食材

たんぱく質の一種「イミダペプチド」は、疲労を回復させることが科学的に証明されています。疲労回復に必要なイミダペプチドは100mg/日とされ、神経細胞の酸化を強力かつ持続的に防いで、疲労物質の誘発を阻止するといわれています。熱に強いので、蒸す・焼く・ゆでる・揚げる、どんな調理法でもOK。

< 多く含まれている食材 >

鶏むね肉なら100g、マグロやカツオなら赤身200g

2.「クエン酸」を多く含む食材

糖の代謝を活発にしてエネルギーを産生し、疲労回復に大きな効果を発揮するクエン酸。イミダペプチドと一緒に摂ると、相乗効果で疲労の回復力が高まることがわかっています。

< 多く含まれている食材 >

レモンやグレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類、酢や梅干しなど

清涼飲料水の摂りすぎに注意

暑いときは、冷たく甘いものがほしくなります。しかし、清涼飲料水には、糖質が多く含まれています。

糖質を過剰に摂取すると、ビタミンB1が不足し、糖質をエネルギーに変えることができず、疲労物質として体に溜まってしまいます。清涼飲料水の摂取には、十分な注意が必要です。

スティックシュガー(1本3g)で換算した糖分の目安
0本 コーヒーのみ、麦茶(缶)、お茶
3~4本 野菜ジュース、乳酸菌飲料
6本 缶コーヒー(小)、人参ジュース
9本 りんご濃縮還元ジュース
11~12本 コーヒー乳飲料
12~14本 炭酸飲料類(サイダー、コーラ)、 ヨーグルトドリンク
15本 炭酸飲料類(果実色飲料)

夏バテを防ぐ「睡眠」のためのポイント

寝る前に強い光を浴びない

寝る前に強い光を浴びると、脳が活性化してしまい、眠りにつきにくくなります。「眠れないから…」と布団の中でスマホなどを操作すると、かえって不眠を進行させることに。

眠る前にリラックスする時間をつくり、心も「眠りモード」に切り替えましょう。

入浴は就寝2時間前までに

寝る直前の入浴は、自律神経が疲れて睡眠の質が低下します。入浴は就寝の2時間前までに済ませましょう。

39~40℃くらいのぬるめのお湯での半身浴がおすすめです。

寝室や寝具にも工夫を

暑くて寝苦しいと眠りが浅くなって、睡眠の質の低下から夏バテを招きます。就寝中も低すぎない温度設定でエアコンを使用しましょう。暑いからといって掛け布団なしで寝てしまうと、かいた汗が体の表面に残ったまま冷やされ、寝冷えの原因になります。

  • 就寝前の冷房であらかじめ寝室を冷やしておく
  • 抱き枕を使った横向き寝で、気道の圧迫を防ぐ
  • 竹シーツやい草枕、麻やガーゼ素材の肌触りがさらっとした素材を選ぶ

★ トップページから「熱中症予防情報」がご覧いただけます ★

下記もあわせてご覧ください
 

紫外線が強くなってきています。ご注意ください!