2017年10月2日更新
●インフルエンザ予防三原則 ①規則正しい食事、運動、睡眠
10月に入って、朝晩は少し冷える日も増えてきましたが、体調を崩していませんか。これから空気が乾燥してくると、インフルエンザの感染が心配されます。
健康な体は規則正しい生活習慣から作られます。インフルエンザの予防のために、まずは毎日の食事、運動、睡眠を見直してみましょう。
また、インフルエンザ予防接種も今月から順次スタートしますので、お早めにご予約のうえ計画して接種しましょう。
毎日の食事で免疫力をつけよう
インフルエンザの予防には、ウイルスの侵入口である粘膜と、ウイルスと体内で戦う免疫力を強化することが大切です。ビタミンA、B群、Cは粘膜と免疫力を強くしてくれます。
毎日の食事に、これらのビタミンが含まれる食材を取り入れてみましょう。
ビタミンA
のどや鼻の粘膜を保護する働きがあります。緑黄色野菜など植物性食品のビタミンA(β-カロテン)は、動物性食品と比べると吸収率が低いので、吸収率を高める油と一緒にとりましょう。
ビタミンA を含む食材 |
春菊、かぼちゃ、にんじん、 ほうれん草、レバーなど |
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ビタミンB群
ビタミンB群のなかでも、粘膜の健康ともっとも密接なのがビタミンB2です。不足すると、ウイルスに対するバリアーの働きが弱くなります。ビタミンB1は糖代謝を助け、疲労物質をたまりにくくさせることによって体力を保ちます。
ビタミンB群 を含む食材 |
鮭、豚肉、レバー、 青魚、卵など |
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ビタミンC
ウイルスと戦う白血球の働きを強化し、免疫力を高めます。ただし、加熱調理によって壊れやすいので、生で食べる、煮汁ごと食べるなどの工夫が必要です。じゃがいもやカリフラワーのビタミンCは加熱による損失が少ないのが利点です。
ビタミンC を含む食材 |
みかん、柿、カリフラワー、 ピーマン、じゃがいも、大根など |
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体力を維持しよう
デスクでできる簡単な「ながら運動」
特別に運動の時間を取らなくても、仕事や作業の間にデスクでもできる「ながら運動」を習慣づけてみましょう。
- 足浮かし
- イスに座った状態で、両足を揃え、お腹にギュッと力を入れる。両足を浮かせてそのまま10秒キープ。これを3回行う。
- 上体ねじり
- イスに浅く座り、お腹をへこませる。机に対してイスを左右に90度回転させ、上体だけを机の正面に向かってねじる。左右各60秒を2セット行ってみましょう。
食後15分以内に30分間の散歩
血糖値が気になる方におススメなのが、食後15分以内に30分散歩をすること。血糖値は食後30分~1時間で上がるため、このときに全身運動をすると体内の糖の利用がスムーズになります。
しっかり体を休ませよう
「快眠」のポイント
- 食事は睡眠の2時間ほど前に済ませ、腹八分目で
- 寝る前は照明を暗くし、リラックス効果を高めよう
- 寝る時間を一定にして生活リズムを安定させよう
- コーヒーを控えよう
- 寝酒は逆効果。夜12時以降は飲まない
- 入浴は就寝1時間半前に。38~40℃のぬるめのお湯に
15~20分つかるのがベスト
携帯電話の過度な利用にご注意を
1日中手元に置いておくという方も多い携帯電話ですが、携帯電話の利用頻度が多い人は、少ない人に比べて落ち着きと注意力が低下しているという研究結果が出ています。また、眠りにつくのが難しく、睡眠も途切れがちになり、ストレスや疲労感を感じやすくなることも。
過度な携帯電話の利用は、睡眠と覚醒のパターンに悪影響をおよぼします。眠る前には携帯電話の光を見すぎないようにしましょう。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。