2017年10月13日更新
●インフルエンザ予防三原則 ②手洗い、うがい、保湿などを徹底しよう
秋雨がしとしと降る日もありますが、澄んだ空気が心地よい季節ですね。もう少したつと、大陸の高気圧が強くなってくる影響で、乾いた冷たい北風が吹くようになります。
低温で乾燥した空気中ではウイルスは活発に活動します。うがいや保湿を心がけて、冬のインフルエンザに備えましょう。
手洗い・うがいを徹底しよう
ウイルスは手を経由して口や鼻から体内へ入り込むため、手洗い・うがいと、マスクの着用を常に心がけましょう。
日常生活の中で、ドアノブ、手すりなど、多くの人が手でさわる場所には、ウイルスや菌が多く付着しています。外から帰った時、トイレの後、食事の前等はもちろんのこと、くしゃみやせきを押さえた後も、しっかり石けんで手を洗ってください。
外から帰ったら、口の中やのどについた微生物を取り除き、口腔内をきれいにするために、うがいもしっかり行いましょう。
ウイルスを残さない手洗い方法
①~⑥までを2回繰り返し、菌やウイルスを洗い流しましょう
流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。 | 手の甲をのばすようにこすります。 | 指先・爪の間を念入りにこすります。 |
指の間を洗います。 | 親指と手のひらをねじり洗いします。 | 手首も忘れずに洗います。 |
洗い終わったら十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルなどでよく拭いて乾かします。
適度な湿度を保ってのどや鼻を守ろう
空気が乾燥した環境にいると、のどの粘膜の防御機能が低下し、ウイルスの影響を受けやすくなります。特に湿度が40%以下になるとインフルエンザウイルスが活発になり、感染力が高まります。加湿器を使う、マスクを着用するなどして、のどや鼻が乾燥するのを防ぎましょう。
ウイルスを活動させない加湿方法
やかんや鍋でお湯を沸かす
もっとも手軽にできてオーソドックスな部屋の潤し方です。そのほかに大きいお皿にお湯を張って、テーブルなどの上に置いておくのも効果的。
浴室のドアを開けておく
入浴後、浴室のドアを閉めずに開けておくと、浴室の近くの部屋に蒸気が入り、湿度が上がります。特に乾燥している時は、浴槽にお湯を少し張ったまま、ドアを開けておくのもOKです。
ぬれタオルや洗濯物を室内干し
室内に、水滴が垂れない程度に絞ったぬれタオルを干します。乾燥したこの季節は、室内でも十分に乾くうえ、湿度を保てて一石二鳥です。
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。