2017年12月18日更新
●喫煙を続けているとどんなことが起こる?
~喫煙リスクについて考えよう~
たばこの煙には200種類以上もの有害物質が含まれており、そのうちの約60種類が発がん性物質であることをご存知ですか?特にニコチンは“依存性をもつ薬物”といわれており、がんのリスクを高めるだけでなく、糖尿病や循環器の病気の原因にもなります。
あらためて喫煙のリスクについて考え、自分や大切な家族のためにも、禁煙を始めてみませんか?
喫煙と肺がんの関係
喫煙に関連するがんといえば、肺がんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。肺がんと喫煙は非常に深く関係しており、非喫煙者に比べて、喫煙者が肺がんになるリスクは男性で4.4倍、女性で2.8倍になるといわれています。また、非喫煙者でも、受動喫煙によって発症する危険性が高まることがわかっています。
肺がんだけじゃない!
喫煙によってリスクが高まるさまざまな「がん」
たばこに含まれる発がん性物質は、煙の通り道である口や喉、肺はもちろん、だ液と一緒に飲み込まれて食道や胃などの消化管、そして血液に混ざって排出されるまでの経路でばらまかれます。
たばこの煙が直接触れる部分のがん
- 喉頭がん
- 肺がん
- 口腔・咽頭がん
たばこの煙が触れない部分のがん
- 食道がん
- 胃がん
- 肝臓がん
- すい臓がん
- 膀胱がん
- 子宮頸がんなど
がんを予防するためには、節度を守った飲酒や、バランスの取れた食生活、適度な運動などがあげられますが、なかでも特に大切なのが禁煙することです。
たばこをやめると、10年後には肺がんのリスクが喫煙者に比べて約半分に低下し、口腔がんなど他のがんのリスクも低下することがわかっています。
早く禁煙すればするほど大きな効果が期待できます。喫煙している方は、ぜひ禁煙にチャレンジしてみませんか?
定期的にがん検診を受けよう
当組合の総合健診は、乳がん・子宮がん・胃がんなどのがん対策向けの検査も行っております。
がんは早期発見・治療をすることができれば、治せる可能性が高く、軽い治療で済む場合があります。定期的に検診を受けて、ご自身の健康状態を確認しておきましょう。
「らくらく禁煙コンテスト」がスタートしました!
本日12月18日(月)より、「らくらく禁煙コンテスト」がスタートしました。ご参加いただいたみなさま、一緒にがんばりましょう!
「らくらく禁煙コンテスト」は、いきなり禁煙に挑戦するものではなく、テキストに沿って自分の喫煙習慣を見直し、吸わない生活習慣と知識を身につける段階的な構成になっています。
ぜひこの機会に、禁煙生活を始めませんか?
インフルエンザの流行期に入りました
~インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から~
インフルエンザ予防接種はお早めに!!
ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、すみやかに予防接種を受けましょう。
もしも、インフルエンザワクチンが接種できなくても慌てないようにしましょう。
インフルエンザ予防の基本は、毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけることです。
睡眠不足や疲れにより、免疫力が下がるとインフルエンザに罹りやすくなります。
まずはご自身での健康管理に努めましょう。