2018年1月31日更新
●冬は肌・のどの乾燥対策をしよう!
外では乾いた風が吹き、室内では暖房で空気が乾燥しているため、なにかと肌やのどの水分が不足しがちな季節です。
肌の乾燥はかゆみやかさつき、のどの乾燥はウイルスに感染しやすくなるなどのトラブルにつながります。
しっかりと乾燥対策をして、トラブルを防ぎましょう!
「かゆみ」は肌が乾燥しているサイン
乾燥する冬は、肌に「かゆみ」を感じることがあります。これは、肌のバリア機能が弱くなっていて、外部からの刺激に対して過敏になっているのが原因です。
気温の低下とともに、新陳代謝が悪くなると、肌の角質層のターンオーバー(肌の表面からの古い細胞がはがれて、新しい肌が下から生まれてくるサイクル)が正常に働かなくなります。
すると状態の良くない角質層が形成され、肌の水分を保つ機能が弱くなってしまい、少しの刺激でも「かゆみ」を感じるようになってしまいます。
のどの乾燥が感染症の原因に?
のどの粘膜には線毛という毛のような器官が密生して振動しています。それを粘液が覆い、侵入したウイルスなどの病原体を体外に運び排除します。
しかし、粘膜が乾燥すると粘液が減り、線毛が荒れて動きが悪くなります。そうすると侵入した病原体を体外に排除しにくくなり、病原体が体に侵入してしまいます。
室内を加湿して乾燥を防ごう!
加湿器がなくても他の方法で室内を加湿したり、エアコンとの付き合い方を変えるだけでも乾燥を防ぐことができます。お手軽にできる乾燥対策を取り入れて、肌とのどのうるおいをキープしましょう。
エアコンの風が
当たらないようにする
エアコンの温風が体に直接当たると、肌が乾燥してしまいます。扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を循環させて、なるべく体に温風が当たらないようにしましょう。
浴室のドアを
開けっ放しにしておく
入浴後、浴室のドアを閉めずに開けておくと、浴室の近くの部屋に蒸気が入って湿度が上がります。乾燥がひどい場合は、浴槽にお湯を少し張ったまま、ドアを開けておきましょう。
鍋ややかんで
お湯を沸かす
手軽にできてオーソドックスな加湿方法です。大きいお皿にお湯を張って、テーブルなどの上に置いておくのもよいでしょう。鍋料理をするのもおすすめです。
洗濯物やぬれタオルを
室内で干す
脱水した洗濯物や、水滴が垂れない程度に絞ったぬれタオルを部屋に干しましょう。
インフルエンザの流行期に入りました
~インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から~
インフルエンザ予防の基本は、毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけることです。
睡眠不足や疲れにより、免疫力が下がるとインフルエンザに罹りやすくなります。
まずはご自身での健康管理に努めましょう。