お知らせ
2018年3月9日更新

●平成30年4月から医療費等が変わります

 4月から、高齢化が進んでも安全で効率的・効果的な医療を、どこに住んでいても受けられるようにすることなどを目的に、診療報酬(医療機関に支払われる医療費のこと)が改定されます。同時に、健康保険制度の一部も改正されます。
 皆様一人ひとりに関わる内容ですので、ご参考にしていただき日頃からの健康管理に十分気をつけてください。

医療費の改正
医療費改定のおもなポイントはここ!

●かかりつけ医制度の普及を推進

 かかりつけ医への初診時に、大病院への受診が必要かどうか判断するなどの診療機能を評価し、役割を果たしている場合は新たに初診料を算定できるようになります。
 また、紹介状なしに大病院を受診した場合に5,000円以上の定額負担を求める制度も、かかりつけ医機能を推進するため、対象病院が拡大されます。

  現行
4月改定
かかりつけ医の診療における初診料 2,820円
2,820円+機能強化加算800円
 (計3,620円)
大病院受診時の定額負担の対象拡大 特定機能病院および
一般病床500床以上の
地域医療支援病院
特定機能病院および
一般病床400床以上の
地域医療支援病院

●入院医療の評価体系が見直されます

 入院医療は、「急性期医療」「急性期医療~長期療養」「長期療養」の機能ごとに、基本部分(看護師の配置など)の評価と入院患者の医療の必要性に応じた実績の評価を組み合わせた新たな評価体系に再編・統合されます。

  4月改定
急性期医療 ・急性期一般入院基本料
(看護師の配置は患者10人に対し看護師1人相当)を再編
入院料:13,320円~15,910円(1日につき)
急性期医療
~長期療養
・地域一般入院基本料
(看護師の配置は患者15人に対し看護師1人相当)を再編
入院料:9,600円~11,260円(1日につき)

・回復期リハビリテーション病棟入院料の再編

・地域包括ケア病棟入院料を再編
長期療養 ・療養病棟入院料
(看護師の配置は患者20人に対し看護師1人相当)に一本化
入院料:8,000円~18,100円(1日につき)

※2年間の経過措置あり

●オンライン診療が推進されます

 生活習慣病などで継続的に受診している患者に対して、オンライン診療が新設されます。初診から6ヵ月間毎月同じ医師と対面診療を行っている場合で、患者同意のうえ、対面診療と情報通信機器を活用するオンライン診療計画を作成しているなどの要件を満たしていることが前提です。

  4月新設
オンライン診療料 700円(1月につき)
オンライン医学管理料 1,000円(1月につき)
オンライン在宅管理料 1,000円(1月につき)

●歯科の初診料・再診料引き上げ

 日常的に唾液や血液に触れる環境下で診療を行っている歯科の院内感染防止対策を推進するため、院内感染防止対策の施設基準の届け出がある場合、新たに医療費を算定できることになります。

  現行
4月改定
歯科初診料 2,340円
2,370円
歯科再診料 450円 480円


健康保険制度改正のおもなポイントはここ!

●入院時の食事代が引き上げられます

 入院と在宅療養の負担の公平化のため、入院時の食事代に食材費のほかに調理費が加えられ、負担額が引き上げられます。

現行
4月改定
入院時の食事代の
患者負担額
360円(1食あたり)
460円(1食あたり)

※低所得者の負担額(現行210円または100円)と難病・小児慢性特定疾病の患者については現行どおりに据え置かれます。


●医療療養病床に入院している65歳以上の方の居住費(光熱水費)の
 負担が変わります

 介護保険施設に入所している方は、現在すでに1日370円の光熱水費を負担していることを踏まえ、医療療養病床に入院している65歳以上の方の光熱水費の負担額も見直されます。

現行
4月改定
入院時の居住費の
患者負担額
医療の必要性の低い方
(医療区分Ⅰ):1日370円

医療の必要性の高い方
(医療区分Ⅱ・Ⅲ):1日200円
医療の必要性の高い方
(医療区分Ⅱ・Ⅲ)も
1日370円に統一

※指定難病の方、老齢福祉年金受給者については、引き続き負担はありません。65歳未満の方や、一般病床・精神病床等に入院されている方は対象外です。





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花粉の飛散状況をチェックして、しっかり対策しましょう。

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