2018年4月4日更新
●知っておきたい健康保険① 健康保険のしくみと保険料
現在の日本では、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入しております。このしくみは「国民皆保険」と呼ばれており、加入者が収入に応じた保険料を納めることで、病気やけが、入院など万が一のときに安心して治療が受けらます。
「健康保険」のしくみや保険料を正しく理解し、いざというときに役立てましょう。
健康保険のしくみ
事業主と被保険者が健康保険組合に納める保険料をもとに、必要な保険給付や保健事業が行われています。
保険料が決まるしくみ
保険料は、みなさまの給料や賞与の額に基づいた「標準報酬月額」や「標準賞与額」に保険料率をかけて計算されています。
「標準報酬月額」に 保険料率をかける |
標準報酬月額を決める時期は、入社時や毎年7月1日の時点で決め直す「算定基礎届」、昇給などで給料等が大幅に変わったときなどがあります。
保険料の流れ
みなさまに納めていただいた大切な保険料をもとに、病気やけがなど「もしも」のときの保険給付や、健康づくりに効果的な保健事業などを積極的に行っています。
健康保険組合のメリット
健康保険組合は事業主と従業員の代表によって自主的、民主的に運営されるため、加入者の意見が反映され、現状に合った運営が行われます。
加入者の年齢構成や男女比、かかりやすい病気などが把握され、それぞれに合った健康管理や健康増進事業が行われます。
国で定められた給付に加えて、さらに上乗せする各健康保険組合独自の給付(付加給付)を受けることができます。
健康保険はご家族の方も使えます
健保組合には、保険料を納める本人(被保険者)だけでなく、扶養しているご家族の方(被扶養者)も申請により加入できます。
加入されたご家族の方は、保険料を負担することなく、病気やけがをした際の保険給付や、健康づくりのための保健事業などを、本人と同じように受けることができます。
ただし、ご家族の方を当組合の「被扶養者」にするためには、本人との続柄や、収入などの条件がありますので、くわしくはこちらをご覧ください。