お知らせ
2018年4月9日更新

●4月から医療費等が変わりました①
 診療報酬改定

 医療機関に支払われる診療報酬(医療費)や薬の価格は国が定めており、実情に応じて2年に1回見直されます。これにより、医療費や薬の値段が一部変わります。
 平成30年4月も診療報酬と薬価基準の改定が行われましたので、みなさまにお知らせいたします。一人ひとりに関わる内容ですので、ぜひご参考になさってください。
 今回は診療報酬改定について主なものをご案内します。

医療費の改正

医療費のここが変わりました!

かかりつけ医機能の普及を推進

 かかりつけ医への初診時に、日常的な診療や健康相談に応じ、必要な場合は専門医のいる大学病院を紹介する機能を評価し、役割を果たしている場合は新たに初診料を算定できるようになりました。
 また、紹介状なしに大病院を受診した場合に5,000円以上の定額負担を求める制度も、かかりつけ医機能を推進するため、対象病院が拡大されています。

かかりつけ医の診療における初診料 大病院受診時の定額負担の対象拡大
改定前 2,820円 特定機能病院および500床以上の地域医療支援病院
4月改定 2,820円+機能強化加算
800円(計3,620円)
特定機能病院および400床以上の地域医療支援病院

 

オンライン診療が推進されます

 生活習慣病などで継続的に受診している患者に対して、オンライン診療が新設されました。初診から6ヵ月間毎月同じ医師と対面診療を行っている場合で、患者同意のうえ、対面診療と情報通信機器を活用するオンライン診療計画を作成しているなどの要件を満たしていることが前提です。

オンライン診療料 オンライン医学管理料 オンライン在宅管理料
4月新設 700円(1月につき) 1,000円(1月につき) 1,000円(1月につき)

 

歯科の初診料・再診料引き上げ

 日常的に唾液や血液に触れる環境下で診療を行っている歯科の院内感染防止対策を推進するため、院内感染防止対策の施設基準の届け出がある場合、新たに医療費を算定できることになりました。

歯科初診料 歯科再診料
改定前 2,340円 450円
4月改定 2,370円 480円

 

医療費を上手に節約しよう!

 普段何気なく支払っている医療費ですが、ちょっとした心がけで節約することができます。病院を受診するときは以下のことを心がけましょう。

1. かかりつけ医をもちましょう

 お住まいの近くにかかりつけ医をもち、初診時はそちらを受診するようにしましょう。検査や専門的な治療が必要なときは、紹介状をもらって大病院を受診すれば医療費を抑えることができます。


2. 領収証と明細書は必ずチェックしましょう

 安心・納得できる医療を受けられるように、受けた医療がわかる明細書の無料発行が医療機関に義務づけられています。領収証とともにもらって、医療費や診療内容のチェックに役立てましょう。

 

花粉対策をお忘れなく!

花粉の飛散状況をチェックして、しっかり対策しましょう。

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